ウルフ村田さん超推薦の本です。

株価を判断するための方法
1. テクニカル分析
2. ファンダメンタル分析
のうち、「テクニカル分析」を解説した本です。

私のような初心者が、ウルフ村田さんはじめ株関係の皆さんのツイートを拝見しますと、分からない知らない言葉がたくさん出てきます。

それを見つける長い旅、それが「日本テクニカル分析大全」です。

株価の予想は、勘ピューターに頼ってはいけないことは初心者でも分かります。
*「勘ピューター」が懐かしい世代の方、挙手お願いします(笑)

勘ピューターに頼らず、理論から導き出された数値を基にして株価を予想するにはどうすれば良いかについて、その理論をひとつひとつ分かりやすく解説されています。

チャートを見始めた方、気づかれたと思いますが、チャートの下に追加できる数値がチェックできるようになっています。

その数値の計算方法と読み解き方が分かります。

そのテクニカル分析を解説している厚い本のなかで、ウルフ村田さんが重要だとご指摘されているのが「感情面」と「サイクル」です。

<感情面>
人間が株に買われてしまう
人間心理を通して市場動向を理解する
投資行動を促す引き金

どうしても人間は、買った株価が上がり出すと、その後も上がり続けることを期待してしまいますし、下がればいずれまた上がることを期待して結局は損してしまう…

そのような人間の心理が市場を予想する手立てとなるのではないかと考えたのが「行動ファイナンス理論」です。

<サイクル>
移動平均線
波動の種類
基本数値
メリマンサイクル

感情面のほかに重要視すべき項目が、挙げられています。

移動平均線は、日・週・月とある一定の期間の株価の動きを平均化し、その後の株価を予想する線です。

計算方法により、3種類あり、導き出された移動平均線の解釈により、買いか売りかを判断することができます。

波動の種類は、一目山人(故細田悟一氏)が苦心して考案した「一目均衡表」が根拠とする三論のうちのひとつ「波動論」で紹介される代表的な株価の動きを示したものです。

波動論は、「一目均衡表」が根拠とする三論の「時間論」と重なる部分がありますが、時間とともに形づくる株価の変化を「波動」と表現しています。

波動論は、以下のような効果があります。
株価水準と時間を分かりやすくする
相場の方向を決定する

一目山人氏とは?

気になったのが、「一目山人」さんです。この本の中で何回か目にするはずです。

私は、まずお名前の読み方からして分かりませんでした。「いちもく さんじん」と読み、細田悟一さんのペンネームです。

現在は、お亡くなりになっていますが、お孫さんの哲生さんが、会社として「一目均衡表」の普及に努めておられます。

「三世一目山人」細田哲生 7000文字インタビュー「一目均衡表の成立秘話と一目山人の肖像」
一目均衡表公式ホームページ

一目均衡表は、全4巻からなり、最初からきちんと理解しながら巻数を進めていかないと逆に害になるという秘伝の書です。

まとめ

私は、株価について、時間とともに自由に変化するものであり、予想することはできないと考えていました。

しかし、その日のニュースや感情に左右されながらも歴史が証明した解析方法で100%はいかずとも80%は予想できると知り、驚きながらも少し安心した次第です。


<関連リンク>

*サッカーの本田選手がTwitterで紹介
*紙で買っていたのがもったいなく思えて困る始末