基本に忠実に!何年経っても基本に戻ることは大切です。
「自分は基本ができている」と思っていても、それは自分なりの基本であって抜けたり忘れたりしている事柄はひとつ以上はあります。
初心者はもちろん、経験者の猛者も勉強は怠らないことが大切ですよね!両者は立場が全然違います。そのため、同じ本でも学びが変わってきます。
初心者は一度勉強したけど「覚えてないこと」を記憶するために読みます。経験者の猛者は、覚えて実践していることを確認するために読みます。
さらに、経験者の猛者は人に「より分かりやすく説明するため」に読まれます。
自分が知っている事柄は、ついつい専門用語や基本的な基礎知識をすっ飛ばして説明しがちです。しかも得意分野なのでスピードが早くなる。
初心者としては、全く分からない単語が次々と連発され、さも分かった顔をしているのに必死となります。これが大変!
私はウルフ村田さんの体験セミナーに参加する前に、事前に勉強をしておきました。
*現在も更新中〜!
それでも理解できなかったことが多々あります。基本ができてないと、メモしようにも何をメモすれば良いのか分からないのです。
もちろん私はまだまだ基本の土台が出来てないので、知らないことを見つけることが多いです。同じ立場の皆さま、一緒に勉強いたしましょう!
「株とは?」から買い方までが分かる
「超入門 株の教科書」は、「株とは何か?」から証券会社の選び方、指値の入れ方、株の買いどき売りどきをひと通り学べる本です。
初心者にとって嬉しいのが、カラーページ満載で、スタートするのにとても受け入れやすいのです。薄い本でサッと読めます。
しかも、初心者にとって目新しい単語すべてに「読み仮名」がついています。地味に嬉しい!しょっぱなから「後場」が読める人なんていないですからね。
「株価に影響を与える要因」を知る
ウルフ村田さんのツイートを拝見していると、どうしても「儲かる銘柄」だけを追っかけてしまいがちになります。
ところが、いくら「儲かる銘柄」でも儲かる土台が整っていないと株価が上がらないということに最近やっと気づきました。
その「土台」にあたるのが、次の5項目です。
1. 国内経済
2. 為替
3. 海外景気
4. 国際商品の市況
5. 国内政治
(超入門 株の教科書 p. 61から引用)
国内経済は、何となく株価に影響するだろうなということは分かります。ただ、為替や海外景気が株価に影響することまでは言われないと気づかないことです。
あまりに株価だけを見ているからです。国内の影響しか受けないと感じてしまうのです。しかし、国内の経済は、海外とのやりとり(輸入・輸出)によっても変わってきます。
その国内・海外の影響を表す指標が「超入門 株の教科書」には、4つ挙げられています。株価がどうなるかを予想するための指標です。
自分の今ある現状がどうなっているのか、ここで株を買っておくのは良いことなのかを判断するために重要であることが理解できます。
それとは別に3つの「株価指数」をチェックするように勧めています。この「株価指数」は、株式全体が景気が良くなるのかどうかを判断するための指標です。
初心者の方は、これらの指標の存在と意味、経験者の方は自分の理解が正しいかを確認することができます。
避けて通れない「決算書」の見方
株で儲けるために避けて通れない関門のひとつが「決算書」を読むことです。
「超入門 株の教科書」では、3つ決算書を簡単で理解しやすい言葉で表現してくださっています。文字数にして20-30文字です。もちろん「読み仮名」つきです。
四季報の簡単な読み方を解説している本がありますが、そのまとめられた情報の裏に隠れている数字があることを知っておきましょう。
これから儲かる株の「テーマ」
安ければ株価が上がる余地があると闇雲に安い銘柄を購入しても、いつ上がるか分からなければ意味のないことになります。
上がる株には理由があります。
その理由が「相場テーマ」です。今後、日本だけでなく世界で評価されるようになりそうな分野を見つけることが大切です。
一番強いのは「国策」です。国の意思で、これからの日本を動かそうとするということに関わる銘柄は自然と買われます。
それ以外の3つのテーマが「超入門 株の教科書」にあります。
ローソク足の読み方(6つだけ)
ローソク足、やっと私も身近な存在になって参りました。
ところが、知れば知るほどローソク足の組み合わせと読み取り方の多さに参っているところです。分かりやすい名前がついているものの、覚えきれません。
「超入門 株の教科書」で取り扱っているローソク足の読み取り方は、6つだけです。買いのタイミングと売りのタイミングが2つずつ、残り2つは停滞している状態のローソク足です。
いずれもチャートでよく見かけるローソク足でして、特徴的なこのローソク足の意味は何だろうと思っていた私に朗報でした。
チャート研究は、これまでの株価の歴史に基づき、これからの株価を予想するための大切な作業です。
ローソク足の意味を知らなければせっかくの買いと売りのタイミングを逃すことになります。
まずは、基本の6パターンを身につける。「超入門 株の教科書」その潔さに安堵感が生まれます。
トレンドとボックス圏
「トレンド」「ボックス圏」もチャート解説で良く聞かれる言葉です。
基本的な単語を理解しておかないと、ラジオNIKKEIを聞いても分からない単語に引っ張られて肝心なところを聴き逃してしまいます。
山と谷を繰り返しながらも谷の底値が切り上がっていく状態を「上昇トレンド」、反対に切り下がっていく状態を「下降トレンド」と言います。
一定の株価で上がったり下がったりを繰り返している状態を「ボックス圏」、ボックス圏から上に飛び出したら株価上昇の可能性が高まります。
私は「ボックス圏」の発見を本で知りました。株トレーダーでなくダンサーのニコラスが発見したのです。初心者が勇気付けられる本です。
これらのトレンドを理解しないと「グランビルの法則」が意味をなさないことになります。「グランビルの法則」は、売りどきと買いどきを示す法則です。
下げトレンドで一時的に株価が上昇して、そこに騙されて大損する可能性を如実に示している恐ろしい法則です。
しかも一般投資家の買いどきでは、仕手筋がそれまでに安値で集めた株を売って大儲けしているという…
まとめ
私もウルフ村田さんのツイートを見るのは「儲かる銘柄」を探すためでした。しかし、基本的な基礎知識となるツイートも多くされていることに気づくようになります。
つまり、「勉強して強い銘柄を攻めれば儲かる」のです。勉強さえすれば勝率もあがるというものです。最初は何を勉強すれば良いのか分かりません。
だからこその「初心者本」です。