楽天銀行の利子、銀行の100倍
貯金しないとな〜
でも利子は…
何とかならんのかいっ
<結論>
一部を楽天銀行へ保管
利子100倍!
利子100倍!
更新日 : 2019年9月16日
楽天銀行から銀行の利子に関するメールが夜中にありました。
「2019年1月は利子が0.1%です」
利子0.1%ということは、100円預けたら年0.1円もうかります。1000円預けたら年1円もうかります。
思わず笑ってしまいそうになる儲かり具合なのですが、笑えないのが銀行貯金の利子です。とりあえず、ゆうちょ銀行の「金利一覧」を、ご覧ください。
ゆうちょ銀行の通常貯金の利子は、なんと0.001%!先ほどの例と比較しますと、
100円で年0.001円
1,000円で年0.1円
1,000円で年0.1円
つまり、10,000円貯金してやっと年1円儲けることができるという話です。いやいやいや、これ「ゆうちょ銀行」だけでしょ?と思われると思います。
中国銀行もゆうちょ銀行と同じく金利は年0.001%です。これでゆうちょ銀行の金利0.001%は特別ではないということが分かりました。
1円の大切さが分かるとともに「この金利はおかしいのではないか?」と感じるのは不思議なことではありません。
なぜなら、1980-1990年代、日本が高度経済成長を遂げていたときの貯金金利は3%と今の3,000倍、ゆうちょの定期預金ですと、8%もありました。
第1回 昔の預金金利は現在の3000倍って本当? 〜預貯金金利の昔と今〜
https://www.invalance.co.jp/column/columnist/kazue_takayama/2-1/
そのため、おじいちゃんおばあちゃんから「貯金しておけば大丈夫」と言われてお年玉をせっせと貯金されていた方もおられることでしょう。
しかし、それは昔の話。
今では「昔は貯金していたらいつのまにか倍になっていたのに」と昔の金利の高さが恨み節になってしまいました。
そんな貯金の金利が最高のときから大きく状況を変えたのに、昔と同じくいつまでも貯金だけに頼っていても良いのでしょうか?
政府からのメッセージ
日本国もこの「金利の異常な低さ」という異常事態を懸念しており、新しい政策を打ち出しました。iDeCo(イデコ)とNISA(ニーサ)です。iDeCo(イデコ)は、60歳まで月々積立することで老後資金を貯める方法です。現金を貯めるのではなく、政府が認定した投資信託を自分で選びます。掛け金が全額税金対策になります。
つまり、掛け金が全額所得控除になるのです。
しかも、通常、投資信託を個人で始めると利益に20%もの税金がかかりますが、これが全額無料で再投資されます。税金で取られる2割分が次の投資に追加できるおトク過ぎる制度です。
iDeCo(イデコ)
https://www.ideco-koushiki.jp
そのため、自営業の方は満額月68,000円をiDeCoに当てておられることが多いです。会社員の方は、基本的に23,000円から12,000円を掛けることができます。最低金額は5,000円です。
アルバイトの方も勤務先が認定してくだされば、社員さんと同じ金額を掛けることができます。
ただし、iDeCoの事務処理という新しい仕事を受け入れてこなせる大企業やそれに準ずる団体でないと難しいでしょう。
2017年1月から専業主婦の皆さんも対象となりました。月5,000円から23,000円まで掛けることができるようになりました。
ところがこのiDeCoで頭を最初に悩まされるハードルが「どの投資信託を選べば良いのか?」です。iDeCoをはじめるには、iDeCoを取り扱っている銀行か証券会社を選びます。
そこで終わりではなく、その銀行か証券会社がiDeCo用に取り扱っている投資信託などを自分で選ばなければなりません。
政府もこのハードルが気になったようで、政府が「この中から選んでね」と銀行と投資信託がそれぞれの商品を選んだ理由を公開してくれています。私たちはその中から選べば良いのです。
指定運用方法及び当該指定運用方法を選定した理由の公表(平成30年11月版)
https://www.ideco-koushiki.jp/library/pdf/reason_selection_H3011.pdf
私が選択した「さわかみ投信株式会社」が推薦する自社商品「さわかみファンド」の選定理由は以下のとおりです。
当個人型年金の加入者の属性としては、金融商品への理解度には個人差があるものの、運用指図等の状況 からインフレを上回る運用収益へのニーズは高いと考えられるため、ある程度の価格変動リスクは許容される と判断した。 一方、確定拠出年金は数十年に及ぶ超長期の運用となるため、運用収益のみならず、運用会社の経営の安 定性と一貫性が極めて重要である。過去の実績、費用、および運用会社の資本構成や運用方針等を総合的 に比較検討した結果、同商品が最適であると判断した。
さわかみ投信株式会社
https://www.sawakami.co.jp
このように政府が手間をかけてまで、いわゆる「投資」を国民全員に進める理由をよく考えなければなりません。
なぜか?
私たち日本国民全員「国民年金」に入っているではありませんか!「国民年金」は65歳以上から受け取れる年金です。
65歳までがんばってきた私たちが安心して暮らせるように積み立ててきたお金のはずです。
ところが「国民年金」の受け取りが「70歳から受け取るとお得だよ!」と引き伸ばしを進めてきました。逆に定年60歳から受け取ると損する仕組みです。
年金を貰い始めるのを70歳に遅らせると、金額が4割以上増える
https://seniorguide.jp/article/1028206.html
増えるとはいえ、5年間分の生活資金がないと支給を待つことができません。たいていの方は60歳から受け取ることになります。その金額は月65,000円。
サラリーマン家庭なら企業年金や退職金を含めると何とか暮らせると思います。ただし、比較的大企業の場合です。私のようにアルバイトひとりだと暮らせる訳がありません。
「自業自得だ」と言われればそれまでなのです。黙ってそのときを待つのはバカバカしいので、その対策のひとつが「iDeCo」だということです。
「しかも自分で投資するかどうか、金額も投資先も自己責任で決めてやってくれ。その分の税金は考慮するけど損したら知らんよ。」という政府。
「国民年金だけでは暮らしていけないから自分に何とかしておけよ」ということです。少子高齢化の時代、子どもを生まなかった私にはキツめに効いてくる仕打ちです。
ぼ〜としていても時間が過ぎるだけなので、iDeCo、つみたてNISA、ふるさと納税を開始。これで去年は市県民税が半額になりました。
会社員の皆さんも試す価値はあると思います。
当然、銀行預金もお得に!
だからこそ、楽天銀行の預金金利が通常銀行の100倍であることは見逃せませんでした。もう「たった0.1%」とは言えなくなりましたよね。ネット銀行の強みを見せつけられた気がします。無店舗ですし、通帳もありません。通帳はなくてもアプリがあるので、口座内容は気になった時にすぐ確認できます。
私は楽天銀行デビットカードを作っています。デビットカードは、カードを使うと直接銀行口座から引き落としされるクレジットカードです。
使った瞬間「楽天銀行アプリ」からメール通知があります。こんな安全なことはありません。
ネット銀行なので、利用するときのパソコンとスマホのセキュリティ設定はキツめにしています。
もちろん、ウィルス対策はしないわけにはいきません。パソコン、スマホ、タブレットなどひとり一台では済まない時代です。ご家族なら10台レベルでしょう。
そのため、私は有料ですが、無制限台数にインストールできる「カスペルスキー」を選んでいます。月400円弱です。
10台にインストールすれば、1台月40円で世界レベルのセキュリティです。
私は3年契約を更新しているので、更新するほど割安になるところも気に入っています。私は3年10,223円、月284円で5台にインストールしています。
ただし、iPhoneとiPadにはカスペルスキーをインストールできませんのでご注意ください。Windows、Androidスマホ、Macはインストールできます。
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