maneo貸し倒れ…
maneo貸出先が返金期限を過ぎた!?
貸したお金はどうなる?
レンディングサービスあやうし?
<結論>
元本戻るか「 運 」次第。
が、リスクは事前に減らせる。
更新日:2019年2月6日
先週、maneo(まねお)さんからメールが届いていました。私は、maneoさんのメールマガジンに登録しているので「いつものやつだな~」を見逃していました。
「いつものやつ」というのは、今回募集している貸出先リストのことです。
maneoさんでは、次回募集される貸し出し先を自社ホームページに掲載しているだけでなく、メールマガジンの形でも情報提供されています。
そのため、メールアドレスを事前に登録しておけば、メールマガジンの形で予定リストを見ることができます。
ホームページで見られるものをわざわざメールマガジンで見る理由は、とにかく軽いからです。
メールですと文字情報だけなので、次の貸し出し先をサッと確認することができます。ホームページだとどうしても画像が入ってくるので余分なパケット数を食うだけです。
「SAKURAWiFi
(月4,514円:税・保険込)」
を愛用しているので、パケット数は気にしていませんが・・・!
(実際は、最大月100GBあたりらしいのですが、ひとりですとそこまで到底使えません)
を愛用しているので、パケット数は気にしていませんが・・・!
(実際は、最大月100GBあたりらしいのですが、ひとりですとそこまで到底使えません)
maneo(まねお)とは?
maneo(まねお)は、ソーシャルレンディングサービスです。日本語で言うと「貸金サービス業」です。
貸金というと「借金」「貸し渋り」「貸しはがし」などちょっとあやしそうな雰囲気ですが、それまで、一般の人は参加できなかった貸金、事業者側からみると銀行ではギリギリ貸し付けてもらえない金額をmaneoさんが代わりに資金調達し、利子を受け取れるサービスとして登場させました。
2019年2月5日現在、創業から1,569億6,111万円を84,824人から集め、資金(ローン)として運用されています。maneoホームページを開くと、一番上に明記してあります。
その下の「マーケット情報」では、これまでのローン総額の推移、利子として受け取ることのできた利息分配額(税引前)などのデータを見ることができます。
2019年1月の利息分配額は「44.62億円」でした。2017年2月は「17.49億円」でしたので、この2年間で2倍以上の利息を分配していることになります。すごい!
ローン投資先は、maneo社員さんの選別によるものですが、その社員さんたちは不動産やその業界で活躍してきた凄腕がそろっています。
その凄腕たちが精査し、これなら大丈夫とリスク評価した案件が「次の貸し出し先リスト」としてホームページやメールマガジンに掲載されるという訳です。
凄腕たちの紹介も、本名ではないですが、経歴とともにmaneoホームページに紹介されています。
2019年2月5日の段階で、案件を担当しているのは18名の皆さんです。担当数トップは「PM1」さんです。
担当数「6,265件」、貸付金額「185.04億円」です。貸付金額トップは「tanaka」さん、貸付金額「365.87億円」です。
担当 担当数 貸付金額
PM1 6,265件 185.04億円
tanaka 2,386件 365.87億円
アセットマネージャー久保田 正清(くぼた まさきよ:案件担当名 kubota)さんは、maneo現場レポートをブログで紹介してくださっています。
2018年10月8日の投稿が最後の更新で、2019年に入ってからの更新はありませんが、maneoがどのような意識で仕事をされているかが垣間見えます。
「金融の世界に変革を」をモットーに掲げるmaneoで働くkubotaさんのお顔も拝見できます。
maneoの現場レポートブログ
http://blog.livedoor.jp/kubotamasakiyo/
次々と後に続くソーシャルレンディング
現在、maneoさんの後に続く、多くのレンディングサービスが出てきていますが、maneoさんが業界初をうたっています。最近では、「funds(ファンズ)」が資金を秒で集めたことで話題になりました。fundsさんは、2019年1月8日に口座開設の申し込みを受付開始し、2月5日現在、3つの案件がすでに成立しています。
参加企業である「株式会社 デュアルタップ」はこれを契機として株価が飛び跳ねました。チャートヨコヨコからのぶっ飛びでした。
【 デュアルタップ】kabutanより
https://kabutan.jp/stock/chart?code=3469
*12/25最安値更新301円→1/8終値470円→1/17高値1,290円をマーク !
fundsさんもmaneoさんと同様に元本割れのリスクもありますが、比較的安定した1.5-6%の利回りのファンドを扱う会社です。1円からの少額投資と手数料ゼロが売りです。
maneo自体も本体maneoとして、貸金をする会社を束ねたグループ企業でもあります。グループ傘下の会社は、海外を主たる活動場としていたり、太陽光をテーマにしたりとそれぞれの会社の色があります。
傘下の会社はベンチャー的な雰囲気があり「ひょっとしたら難しいことになりそうじゃない?」と思ってしまう分野があったりします。これは、私たちの方が貸金する前の段階で精査する必要があるということです。
そのグループ会社を束ねているのが、maneoマーケット株式会社 代表取締役 瀧本 憲治(たきもと けんじ)さんです。 瀧本さんのこれまでの履歴を見ると一筋縄ではありません。
まず、10代で麻雀にはまり、パチンコ・パチスロにはまり、トラック野郎になり、大学を卒業、セブンイレブン・ジャパンに就職されたと思ったら、父親の会社に転職、順風満帆かと思いきや父親との確執で退職。数々の仕事をこなされた後、金融関連のUBI社に就職。
UBI社に就職されてからの伸びはめざましく、ビジネスコンテストでの優勝、10億円の出資引き出し等を評価され、取締役副社長へ。
2011年、貸し倒れが発生していたmaneoをモデルチェンジ。2013年にmaneo、maneoマーケット社の代表に就任。
ご本人も紆余曲折して、この世界にたどり着き、これからのレンディングサービスを盛り立てていこうという強い意志でmaneoを運営されています。
で、儲かっているのかい?
そんなmaneoさんですが、皆さんが一番気になるのは「maneoで儲かっているのか?」という話だと思います。簡単に言うと「儲かってます」。銀行に預けるよりはるかに儲かっています。普通に考えて利率5,000倍ですからね・・・
この部分だけを読んで、maneoへの投資を検討されている皆さんがスッと腰を上げたところで
「ちょっと待った」
をするのは心苦しいものがあります。
まずは、maneoが2018年7月13日に関東財務局から業務改善命令を受けた件です。
一部報道に関するお知らせ(重要) 2018年06月21日
*一部のファンドで資金使途がみつかり、当該ファンドに係る募集を停止
https://www.maneo.jp/apl/information/news?id=6698
「グリーンインフラレンディング」におけるファンドの募集停止等のお知らせ(重要) 2018年06月29日 *「一部のファンド」が「グリーンインフラレンディング」と分かる
https://www.maneo.jp/apl/information/news?id=6809
会社自体の存続が危ぶまれた歴史を持ちつつ、
今回の私の案件「返済遅延による元本回収できない恐れ」。
【延滞発生に関するご報告】
【延滞発生に関するご報告】 2019年1月28日
https://www.maneo.jp/apl/information/news?id=7835
2019年1月28日を最終弁済期限とする元金の未回収が発生いたしました。
ここに私が投資していた案件が含まれていました。投資先は、
【不動産担保付き】1,200億円突破記念ローンファンド
でした。不動産担保付きで記念ローンファンド!これは大丈夫と踏んだのです。
しかも、先に出てきたkubota( アセットマネージャー久保田)さん担当でした。
まじまじと報告を読んでいくと、
3月下旬までを目途に最終の残金決済が行われる予定です。
元金は期日到来による未回収の状態ではありますが、
約定利息の未払いによる延滞が発生している状態ではございません。
今後、2週間ごとに経過の報告があると言うことでした。元本の回収がある可能性が高まりました。マイページである「my maneo」には予告どおり「正常」→「期失」に表示が変わりました。
実は、最初にご紹介したトップページにある「マーケット情報」に遅延件数も明記してあります。遅延中の285件に私の案件も含まれています。約44億円が遅延中!
事業性ローンデフォルト発生金額 推移(2019年2月5日現在)
【延滞中】
案件数 18件 / 件数 285件 / 金額 4,384,550,572円
【デフォルト】
案件数 0件 / 件数 0件 / 金額 0円
まとめ
この元本回収不可リスクに耐えられるかどうかが「maneo投資するか」の決め手になります。1円も損したくない場合、maneoは無理です。レンディングサービス自体、難しいでしょう。
maneoで投資成立に至るまでには、いくつもの書類に目をとおします。そして、元本回収ができないリスクについて良く理解するよう念押しもあります。念押しにOKを出したのは自分です。
自己責任ですね。
だからこそ、このような事態になることも頭に入れて投資をしないといけない。改めて感じた一件となりました。
私自身としては、maneoさんのモットーに共感するところもあり、成長途中のビジネスですし、期待しています。つまり、継続です。
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