保険が効くピルで半額に
ピルを飲んで20年
何のイベントもなく40代
え?保険が効くようになった?
<結論>
保険適用のピルがお得!
私の場合、月2,100円→月1,200円
*ただし検診3ヶ月に一度に短縮で面倒
<ピルについての分かりやすい解説>
的野ウィメンズクリニック白楽
ピルの種類と安心の値段・料金
<岡山なら岡山中央病院>金重恵美子先生一択
【診察予約】初回の予約は電話のみですが、2回目からはWeb予約できます。
電話番号 086-214-3100(予約センター)
午前 8:30~12:00 / 午後 13:30~16:30
Web予約
ネットはSAKURAWiFi
容量無制限(3日制限も無し)を利用中
月4,514円(税・保険込)
私が20年間も服用してきたピル: 【先発医薬品】トリキュラー(月2,500円)
今回からこちらへ変更になりました: 【ジェネリック】フリウェル通常(LD)タイプ(月950円)
更新日: 2019年4月1日
岡山県蒜山であまりの生理痛でぶっ倒れて以来、ピルを飲むことを決意し、それから早20年が過ぎた40代です。
私の場合「生理痛」というより、生理が始まるその瞬間に酷い貧血になっていました。
「これ来るな!」と思ったら、視界がだんだん狭くなり、トイレに直行。視界が完全に真っ暗になりながらも動悸に息切れ開始。
トイレに座れたと安心した数秒後、気を失い、やっと気がついたら突然の大量の汗。そして腹を下す。大量の血、地獄絵図…
これを毎月繰り返していたのです。
当然、その日は使い物になりません。体力と気力の消耗が激しすぎて、体が動かないのです。それでも何もしないわけにはいかないので、比較的調子がよくなるタイミングで動いていました。
トイレでも構わず床に横になってしまったこともあります。生活に支障を来すレベルです。それでも数回繰り返すと自分でも慣れてきて「いつもの発作」と考えて毎月を過ごしていました。
高校生の頃は何ともなかったのですが、二十歳過ぎた頃からいきなりこのような症状を呈するようになりました。
このままだとマズイ
時はまさに大学で研究室に入り、スゲ調査に行き始めた頃です。調査はチームワークが大切ですので、ひとりひとりの体調管理はかなり重要なウェイトを占める訳です。
いつ爆発するか分からない「生理痛」という爆弾を抱えながら5月から7月の週末を乗りこなしていました。
ところが、大学院生の岡山県蒜山調査の際、事件は起こりました。
ちなみにこの大学院生の夏に初海外でアメリカミズーリ州で開催された国際植物会議(International Botanical Congress)に参加することになります。
朝から「?」な感じだったのですが、大学を皆で出発した頃から「これは…」、蒜山インターで「もう終了です」となり、トイレに駆け込み発作開始。
そのときの様子を見た後輩は「一目散にトイレに向かっていくときのふらつきが凄かった」と話していました。自分では真っ直ぐトイレに向かっていたつもりです。
トイレ掃除のおばちゃんも私のただ事ならぬ気配を察してくださり、気を使ってくださったことを今でも覚えています。
貧血から腹を下すまでのフルコースを蒜山インターのトイレで迎えた私。
先生を含め、周りの皆は大騒ぎです。まさかいつも元気な私がそんなことになるなんて思ってもみないことですので。
幸い、大学の宿泊施設が蒜山にあるので、その日の調査には参加せず、横にならせていただきました。横になっていると先輩が漫画を持ってきてくれたりと気をつかってくださる有り難さ。
と同時に「これ、何とかしないとマズイな」とひとり考え始めたのでした。数ヶ月後にはアメリカで学会ですし、アメリカでこうなる訳にはいかないのです。
ここから私とピルとの出会いが始まるのでした。
神との出会い「金重恵美子先生」
ネットを調べていきますと、生理が重いことを「月経困難症」として認知されていることが分かり、私以外にも大勢の同志が毎月苦しんでいることに気づきます。
そして、そのなかに「対馬ルリ子先生」がおられました。対馬先生は、ご自身でもピルを服用されています。その上で、服用のリスクとメリットについて解説されており、私はぐいぐい引き込まれていきました。
産婦人科医・対馬ルリ子先生インタビュー全5回vol.4〜月経や妊娠をコントロールできる 低用量ピルは女性ホルモンの安定剤
私の場合、今から20年前のことですので、そのときの世間が感じるピルの印象は月経困難症を軽減するよりも「避妊手段」としての割合が大きい頃です。
私は、服用することでそんな印象を持たれることよりも「今この毎月の苦しみから解放されたい」思いでいっぱいでした。
当時、20代ですので、生理が終わるまでこれから何十年も毎月毎月、苦行とも言える発作を味わわなければならないと思うと苦痛でたまりませんでした。
自分だけならまだしも、植物調査に出る身でしたので、他人に迷惑をかけるリスクが高すぎるのです。
ところが、対馬ルリ子先生は東京を拠点としての活動されているので、岡山県人としては今後のことも考えて岡山県内で受診・処方箋を出していただける病院を探しました。
それでやっとめぐりあえたのが、岡山中央病院の金重美恵子先生でした。岡山駅からバスで直行できますし、何しろ現在では女性専門外来として「ウィミンズメディカルセンター」センター長さんです。
性と健康を考える女性専門家の会
運営委員
対馬ルリ子(ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック)
地方部会世話人
金重恵美子(岡山中央病院) 中国・四国
金重恵美子ー医師紹介(セントラル・クリニック伊島)
ウィミンズメディカルセンター
先ほどの対馬ルリ子先生のインタビューで私が気になっていたことがズバリと書いてありました。
今は生活がすっかり偏ってしまって、子どもを産む機会が少なくなったり、ひどいストレスをかけたりして、体にひずみがでてきている。それを上手にカバーしたり、バランスを整えて病気予防するのに使えるのが外から入れる女性ホルモン、ピル
産婦人科医・対馬ルリ子先生インタビュー全5回vol.4〜月経や妊娠をコントロールできる 低用量ピルは女性ホルモンの安定剤
私は結婚もせず、子どもも産まない人生を送ってきました。
女性として「普通と考えられている」身体の機能を使わなかったことによる影響が今後出てくるのではないかと薄々考えていたのです。
自分で選んだ人生ですので、自分で何とかしないといけません。無理はせず、できることをできる範囲でやろうという意識です。
そんななか、20年服用し続けたピルが、更年期なり、歳をとることによる変化も助けてくれそうな気がします。
保険適用のピルで割安に
<病院の構成>
岡山中央病院>セントラル・クリニック伊島>ウィメンズメディカルセンター
<診察予約>
ちなみに、初回の予約は電話のみですが、2回目からはWeb予約できます。
電話番号 086-214-3100(予約センター)
午前 8:30~12:00 / 午後 13:30~16:30
Web予約
今回、診察を担当してくださったのはセントラル・クリニック伊島の伊賀美穂先生です。私は診察担当の先生の指定はしません。予約だけです。
セントラル・クリニック伊島の先生は、どの先生も例外なく良い先生だからです。このうち伊賀美穂先生は、ピルをいつも半年分しか処方してくださいませんでした。
服用歴20年の私です。ほぼベテランの私に他の先生は、体調や内診に問題がなければ、「1年分」を処方してくださっていました。それが私の希望だったからです。
ところが、伊賀先生はリスクを伴う服用になるので、定期的に顔を見て判断されたいとのことでした。
先生により考え方がいろいろあって当たり前です。今回の伊賀先生の言葉は優しく私に響いたのでした。
今回の診察で大きかったのが「自費費用から保険適用ピルへの変更」でした。
私がそれまで処方されていたのは「トリキュラー28」でした。20年前は、選択肢がほとんどなく、金重先生と一緒に選んだものです。
今、説明書を確認したら「経口避妊薬」と書いてありました。
今回処方されたのが「フリウェル(LD)」です。こちらが保険適用でしかもジェネリックのピルです。
「月経困難症治療薬」と書いてあります。時代は対馬先生や金重先生をはじめとする先生方のおかげで随分変わったのですね。
単なる「避妊薬」が保険適用の「治療薬」になりました。かつての私のように毎月必ず来る月経困難症におびえて生活している方にこういう選択肢があることをお伝えしたいですね。
フリウェルには(ULD)と(LD)の2種類あります。これは、ホルモン量が違います。少ない方が(ULD)です。
飲み始めの頃は、吐き気などありますので、軽い方や飲み始めの方向けに開発されたようです。
保険適用となることで自費費用より当然お値段もリーズナブルになりました。
これまで: 月2,100円
今回から: 月1,200円
自費費用ですと、調剤技術料と薬学管理料がゼロ円でした。
ピルは50歳までしか服用できない
今回の診察で知った新たな事実として「ピルは50歳あたりまでしか服用できない」ことがあります。
最初に伺った瞬間「なんで?」と思いましたが、よくよく考えてみますと年齢により閉経の時期に突入するからですね。
自費費用だと処方していただけるかもしれませんが、そのときは「更年期」に対する処方になる可能性が高いです。
事実、ピルが更年期障害の対策になるかとお尋ねしたところ「対策になる」とのことでしたので、安心しました。
ところが、最初にご紹介した「的野ウィメンズクリニック白楽」さんのページで、新しく知ったことがあります。
40才以上の初回投与(血栓症の発症率が高いためNGです。40歳以前から服用を開始している方の継続投与は可能です)
的野ウィメンズクリニック白楽
ピルの種類と安心の値段・料金
なんと、ピルは「40代以降から初めて」の方は服用できないそうなのです。リスクの方が高くなってしまうからです。
結局、月経困難症対策としてのピルは50歳までしか服用できないので、目前に控えた40代には負担の方が大きいのでしょう。
せっかく「更年期障害」の対策にしようとしたのに…と思われた方はどうぞ、専門の先生にご相談ください。岡山なら金重恵美子先生です。
予約はすこぶる取りづらいですが、その後の人生が大きく変わる可能性大です。
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ちなみに、初回の予約は電話のみですが、2回目からはWeb予約できます。
電話番号 086-214-3100(予約センター)
午前 8:30~12:00 / 午後 13:30~16:30
Web予約(2回目から)
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