楽天証券からの追い討ち

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楽天銀行ハッピープログラム

改悪で「つみたてNISA」意味なし

は?楽天証券からもとどめが…



<結論>
戦略変更〜!
「つみたてNISA」一本化、積立金額を増やす

更新日: 2019年6月22日

楽天銀行ハッピープログラムの改悪後、すぐに楽天証券からも有効取引件数の制限があり「つみたてNISA」の意味がますます無くなったという話です。


楽天銀行の改悪「毎日つみたてNISAが無意味に」

2019年6月13日に開示された楽天銀行之「ハッピープログラムの対象、特典条件の変更のお知らせ」、毎日「つみたてNISA」を楽天証券で設定していた私のような方々から「改悪」の声が上がっています。

ハッピープログラムの対象、特典条件の変更のお知らせ(楽天銀行)2019年6月13日

と言いますのも、楽天証券で毎日積立設定した「つみたてNISA」からの引き落としを「マネーブリッジ」利用で楽天銀行にしておくと、楽天銀行での取引件数20件以上となります。

すると、本来なら楽天銀行への預金100万円以上でないとなれない「VIP」ランクを楽々ゲットできるのです。

「VIP」待遇ですので、ATM利用手数料と他行への振込手数料などが無料になる回数が増える上、楽天銀行での取引件数につく楽天スーパーポイント獲得倍率なんと3倍になるという、自動で積み立てる投資も出来て相当のお得さがある魔法の錬金術でした。 

ところが、2019年6月13日に開示されたお達しで、楽天銀行の取引回数がいくら多くても「月3件」までしかカウントされなくなりました。

ということは100万円以上の預金がなくても楽天銀行取引件数のみで「VIP」待遇になれていた私はいきなり「アドバンスト」という下から2番目のランクに引き下げられるということになります。

<楽天銀行のランク>残高か取引件数でランクが決まる
スーパーVIP(最上位)
    VIP
プレミアム
アドバンスト
ベーシック(最下位)

会員ステージ&特典内容(楽天銀行)
https://www.rakuten-bank.co.jp/smartphone/happyprogram/#anchor_2
楽天銀行 
*看板に偽り無し。私は毎月2,000ポイントは貯まっています。


「アドバンスト」は、ATM利用手数料と他行への振込手数料が「月1回」しか無料になりません。

そして、楽天銀行での取引でつく楽天スーパーポイントが「100円で1ポイント」しかつかないようになります。

ただし、ATM利用手数料が無料とありますが、私は楽天銀行からATM出金することはありません。

また、楽天銀行に入金するとしても、毎月1回で3万円以上なのでATM利用手数料は無料です。

提携先ATM利用手数料(楽天銀行)
https://www.rakuten-bank.co.jp/smartphone/charge/

結局、今回の楽天銀行ハッピーポイントの改悪で私に関係するのは、「100円で1ポイント」のポイント獲得倍率だけでした。

そして、良く良く考えてみますと「VIP」待遇のポイント獲得倍率3倍になっていたとしても、私が得られるポイントは月120ポイントだけだったことが分かりました。

たった月120ポイントのために「つみたてNISA」を設定したのか!?と言われてしまえば、その通りですが、実際は「VIP」ランクになりたかったがために「つみたてNISA」を設定しました。

今となっては、「楽天銀行でVIP待遇になる」という目的も果たせましたし、今回の楽天銀行の改悪が「つみたてNISA」を見直す良いきっかけになりました。


さらに楽天証券から追い討ち

さらに、追い討ちをかけるかのように、楽天証券からも取引件数カウントの制限についてお知らせが届きました。

【マネーブリッジ】投信積立の注文における自動入金(スイープ)方法の変更について(楽天証券)2019年6月14日

情報を開示した日付に注目してください。
楽天銀行: 2019年6月13日
楽天証券: 2019年6月14日
たった1日違いで、取引件数カウントの制限を告知しています。

楽天証券の変更は、楽天証券で引き落とし設定されている件数を「1日分は1回としてまとめてカウントしますねということです。

私のように、1日あたり100円 x 2回引き落とし設定している場合、これまでは「取引件数2件」して扱われていたものが、「取引件数1件」となるわけです。

私のような少ない件数で設定している場合は、さほど影響はありませんが、中には1日15件も設定されている猛者もおられまして、その方々も私と同じ「1日1件」として、まとめて引き落としされることになりました。

これがどう楽天銀行でのランク付けに関わるかと言いますと、楽天証券と楽天銀行は「マネーブリッジ」という口座連携システムがあります。


楽天銀行と楽天証券の口座をつなぐ「マネーブリッジ」

「マネーブリッジ」は、楽天銀行と楽天証券の口座をほぼひとつの口座として扱うことのできるサービスです。

楽天証券で設定した1日2回の引き落としが、直接、楽天銀行の口座から引き落としされるため、楽天銀行での取引件数としてカウントされていました。

営業日20日ですと、20日 x 2(40件)の取引件数となり、余裕で「スーパーVIP」になれていました。ちなみに「スーパーVIP」を預金高で獲得しようとすると300万円が必要です。

これが今回の楽天銀行の改悪により、いくら取引件数が月40件あったとしても、月3回としかカウントされなくなるのです。

そのため、楽天銀行で「VIP」待遇を目指して、楽天証券で「つみたてNISA」を毎日積立を設定しても意味が無くなった→改悪という理解です。


今後どうする?

<今後の予定>
これまで: 毎日   100円 x 2本
これから: 毎日1,000円 x 1本

今回、楽天銀行の改悪のお知らせで改めて「つみたてNISA」の内容を確認してみました。

2018年から楽天証券で開始した私の「つみたてNISA」は、2037年までの20年間有効な仕組みです。この20年間で得られた利益は「非課税」です。

通常、株の利益には20%の税金がかかるので、株による利益が得られる前提であれば、かなりお得な制度です。

つみたてNISAとは(金融庁)
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html

かなりお得なので、投資金額に制限があります。年40万円(月33,333円)です。20年間で800万円が投資できます。

ところが、投資なので、当然、20年後に目減りしている可能性もあります。

それを考慮して「つみたてNISA」で利用できるのは、金融庁が指定した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されています。

つみたてNISAの対象商品(金融庁)
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/target/index.html

これなら何とかなるだろうという金融庁のお墨付きがついた商品ですが、年金の運用状況をみると簡単にお上の言うことを信じて良いのかという気になります。

運用状況はどうなっているの?(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/zaisei/tsumitate/tsumitatekin_unyou/unyou_jyoukyou.html

それでも、国の政策ですので、国から「年40万円を20年間、積み立てないと老後マズイよ」と言われていると考えた方が良いでしょう。

ということで、今回の楽天銀行と楽天証券の改悪をキッカケに「つみたてNISA」の有効利用を改めて考えることになったのでした。感謝です。

それでもやっぱりポイントはザクザク貯まる!
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