屈辱の楽天つみたてNISA設定変更

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楽天銀行の取扱件数カウント改悪

6/26から月3回までに制限

楽天つみたてNISAする意味ある?



<結論>
「1日1本1,300円」に設定変更した
つみたてNISAを最大限活かす方向へ

更新日:2019年6月24日

2019年6月13日にハッピープログラムの改悪が発表された楽天銀行。月3件までのカウント制限により、残高100万円以上無くても「VIP」になれなくなりました。

楽天での「つみたてNISA」の意味とその後の対応についてお知らせします。


ハッピープログラムの改悪

「これまでが異常だった」

と言われればそれまでなのですが、楽天銀行「ハッピープログラム」に伴う取引件数のカウント方法が変更されることが、2019年6月13日に発表されました。

「取引件数のカウント方法が変わるだけで何が問題なのか?」

という話なのですが、これがATM利用料金と他行への振込手数料、楽天スーパーポイント獲得倍率に関わることを知ると目の色が違ってくることでしょう。

そのカラクリは、楽天銀行と楽天証券の引き落とし口座が連携できる点にあります。

楽天銀行と楽天証券で利用できる口座は、最初の申し込みの際は別々に開設します。楽天銀行をお持ちでない方が楽天証券を利用する場合があるからです。

ところが、楽天銀行と楽天証券を同時に口座開設することで、それぞれ別々に取り扱われるはずの口座が、ひとつの口座として使えるようになります。

それを「マネーブリッジ」と言います。


マネーブリッジとは?

マネーブリッジは、単にスマホからでも連携の申し込みができるので楽天銀行と楽天証券を開設されたほとんどの方が設定なさっていると思います。

つまり、楽天証券と楽天銀行の残高がアプリひとつで確認できるようになるということです。私は、楽天銀行アプリで確認しています。

楽天銀行
楽天銀行
開発元:楽天銀行株式会社
無料
posted withアプリーチ
楽天銀行
*看板に偽り無し。私は毎月2,000ポイントは貯まっています。

「マネーブリッジ」の良い点は、これだけでは無く、楽天証券の取引で引き落とされる件数が連携された楽天銀行の取引件数としてカウントされる点にもありました。

すでに「ありました」と過去形の話になっているのがポイントです。

楽天銀行では、取引件数と残高により、ランク付けされるシステムがあります。楽天銀行をより多く利用される方に有利になるシステムです。

そのシステムが「ハッピープログラム」です。


ハッピープログラムとは?

楽天銀行の「ハッピープログラム」は、5段階あるランクのうち、上位ふたつの「VIP」が一番お得に楽天銀行を使えるようになっています。

「楽天銀行を利用すればするほどお得になる」これが当初のハッピープログラムを設定した目的だったと思います。

ところが、先に紹介した楽天証券との「マネーブリッジ」を利用することで、残高100万円以上必要な「VIP」待遇獲得を、取引件数だけで獲得することができる画期的な手法が知られるようになってきたのです。

その手法は「つみたてNISAの利用」です。


つみたてNISAを利用した取引件数の底上げ

楽天証券を開設すると、国の推進する「つみたてNISA」を毎日積立することができます。

通常、積立購入と言いますと、たいてい月1回引き落としされるとイメージされる方が多いと思います。

ところが、楽天銀行では毎日積立しかもその金額100円から設定できるのです。

究極の「ドルコスト平均法」と言えます。

「ドルコスト平均法」は、株を定期的に購入することで株価が上下しても感情的にならず、購入連続期間が長くなればなるほど、利益が積み重なる購入手法です。

私はこの「ドルコスト平均法」による株の購入方法を勝間さんの「お金は銀行に預けるな」で学びました。


ちなみに勝間さんは新卒で就職したときから「毎月積立購入」をされていました。40代を目前にして慌てて投信積立をはじめた私とえらい違いです。

それでも同志の皆さん、頑張って続けて参りましょう。

私の場合、周りに投資をしたことのある親戚は皆無でしたし「投資は博打」と本気で考えている人ばかりです。貯金至上主義は、当然、私にも引き継がれていました。

勝間さんに出会ったおかげで、それでも数年かかって投信積立ができるようになりました。感謝しかありません。

この感謝の「ドルコスト平均法」を使って楽天証券で「つみたてNISA」を「1日100円 x 2本」設定します。

すると営業日20日とすると、楽天証券の引き落としが40件となります。楽天銀行の口座と「マネーブリッジ」でつながっていますので、

「楽天証券での取引件数=楽天銀行での取引件数」

とカウントされ、楽天銀行での取引件数が40件となります。

楽天銀行ハッピープログラム で「VIP」以上の待遇になるには、残高100万円以上が必要ですが、それ以外の条件として「取引件数20件以上」という隠れコマンドがあります。

会員ステージ&特典内容(楽天銀行)
https://www.rakuten-bank.co.jp/smartphone/happyprogram/#anchor_2

最上位の「スーパーVIP」になるには、月あたりの取引件数30件以上あれば良いことになります。

楽天証券で「つみたてNISA」を「1日100円 x 2件」設定しているだけで、他に何もしなくても自動的に「スーパーVIP」になれるというわけです。

しかも「スーパーVIP」ですと、取引1件につき、通常の3倍ポイントが獲得できます。つまり、1日2件で通常2ポイントのところ、6ポイントが貯まることになります。


「100円で3ポイント」=「100円で3円」


利子率3%という、通常銀行の預金利子0.001%を考えると300倍の利子が1日で獲得できていたことになっていました。驚異の錬金術です。

ちなみに「預金利子0.001%」は、10万円を通常銀行口座に1年預けてやっと「1円」もらえるということです。恐ろしい低さです。

つまり、コンビニATMでお金を下ろしたら108年分の利子を1度に使っていることになります。


今後の対策をしました

6/26からいくら「つみたてNISA」を100円 x 2本を積み重ねたところで、月40件だったカウントが月3件としか数えてもらえなくなります。

ならば、発想を変えて「つみたてNISA」を楽天銀行のランク上げに使うのではなく、本来の「つみたてNISA」の役割を果たしてもらおうとのうのが今回の記事の趣旨です。

20年間の投資利益分が、本来税金として20%取られるところが「無料になる」のです。

ならば、成長が期待できる投資信託を限界ギリギリまで購入するのが得策と考えるべきでしょう。

「限界ギリギリ」と言っても年40万円、月33,333円です。アルバイトを1つ増やせば良いだけの話です。

幸い、今年の4月から3年限定の短期バイトができることになりましたので、それをそのまま投資に回すつもりです。

投資するなら「長期投資」を見据えた時間軸でのんびり構えるのが重要ですが、そこはやはり、お金を支払うなら同時に得したいと思うのが人情でしょう。


そこで、6/26からの私の楽天証券での投資戦略は「つみたてNISA」と「ポイント投資」で決まりです。

「つみたてNISA」は、1日100円 x 2本に設定したものを「1日1,300円 x 1本」に1点集中させます。

月20営業日とすると、月20件の取引件数となりますが、これからは「月3件まで」しかカウントされません。

<これまで>
1日   100円 x 2本
月40件(  8,000円の投資)
        ↓
<これから>
1日1,300円 x 1本
月   3件(26,000円の投資)
*月20営業日とする

そして、同じ投資信託を特定口座で月1回「ポイント投資500円」をします。

「ポイント投資」は、楽天証券が最近以上に推している投資方法です。楽天経済圏で獲得したポイントをそのまま投資に利用できるシステムです。

この「ポイント投資」のキャンペーンの一環なのか分かりませんが、楽天スーパーポイントを「1ポイント」でも投資信託の購入に当てると、楽天市場での買い物のポイント獲得率が1倍上がります。

<ポイント投資の効力>楽天市場での買い物
1,000円(10ポイント):1倍(通常)
              ↓
1,000円(20ポイント):2倍(1+1倍)

2倍って大きいですよね!

支払う金額が大きくなるほどその効果は偉大になります。

そのほかのポイント倍率獲得方法もありますが、投資関連では「ポイント投資」は有効な手段です。

しかも「投資」なので、お金を捨てているわけではありません。あわよくば儲かる可能性もあるのです。

もちろん、下がる可能性もありますが、そんな簡単に株価が下落するような投資信託を楽天さんが並べるわけありません。

そこはアメリカと楽天さんを信頼しています。

<6/26からの私の投資>
1. 月はじめに「ポイント投資」1ポイント+499円
2. 毎日1,300円を「つみたてNISA」

すでに「ポイント投資」で楽天市場でのポイント獲得倍率が(+1倍)になることも確認しております。

<最低ポイント倍率>最低3倍
1. 基本倍率(+1倍)
2. 楽天市場アプリでの購入(+1倍)
3. ポイント投資の設定(+1倍)
ーーーーーーーーーーーーーー
合計倍率   3倍

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ちなみに、私が毎日積立と月1回のポイント投資で購入設定しているのは、

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))

です。楽天証券で一番人気の投資信託です。

結局は、世界の警察ことアメリカが一番強いと思うのです。

ただし、積立設定する際、「つみたてNISA」の範囲内で同じ銘柄に対して「月1回と毎日積立」ができませんでした。

そのため、「つみたてNISA」で毎日積立、「特定口座」で月1回ポイント投資を設定しました。

試しに購入したポイント投資600円は、なんと1ヶ月で43円の利益がついています。利子7.1%。また、2018年9月から1日100円積立していた「つみたてNISA」も利子3.58%です。

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銀行の普通預金の利子0.001%に預けるのは確かに安心安全です。

しかし、今日の100円が30年後の100円と同じ価値を持つとは思えない今後のインフレ率を考えると、投資信託をコツコツ購入して行くのも未来を見据えた戦略と思えるのです。

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