アストトロジー(占星術)による世の中の予測を示した本です。アストトロジーは株の世界でも応用されており、著者のメリマン氏はその第一人者です。
世の中を星占いで予測するのですから、当然世の中の動きの中心である経済にも深く関わります。経済に関わるなら、当然、株価にも影響する事柄の予測もしていることになります。
Kindle Unlimited対象本となっている「マンデーン」は、もともと「フォーキャスト2019」という本の一部であるアストトロジー(占星術)のページのダイジェスト版です。
【 フォーキャスト2019 】7,500円
投資日報編集部
販 売 Traders shop
「フォーキャスト2019」には、今回ご紹介するアストトロジー(占星術)のほかに「サイクル」部門と「テクニカル」部門が含まれています。
まさに、世の中の流れを繰り返す「サイクル」として捉え、「アストトロジー」で予測、「テクニカル」でチャンスを探るということです。
星占いで株価を予想?
Kindle Unlimited対象本となっている「マンデーン」は、アストトロジー(占星術)部門のダイジェスト版なので、いきなり星座の話が出てきて驚くと思います。
私も「なんのこっちゃ?株と関連あるのかな
?」と疑念を持ちながら、それでも読み進めていきますと徐々に「なるほど」と思う場面が出てくるのです。
占星術による星座の組み合わせにより、きたる未来を読み解くのですが、星座ごとに意味があり、異なる意味を持つもの同士が近づくことに意味を見出し、新たな解釈をします。
驚くべきは、アストトロジーから読み解かれた事象だけでなく、その事象が起こる具体的な日程がズバリ書かれていることです。
個人の話になると、そのひとの生年月日と誕生時間をもとにして予想します。今回その対象になったのはアメリカ大統領ドナルド・トランプ氏です。
予測を予兆で判断
予測は予測ですので、100%予測通りになるわけではないのはメリマン氏も認めているところですが、メリマン氏がすごいのは「予兆」までセットで予測するところです。
つまり、その「予兆」が出てきたら、メリマン氏の予測どおりになる確率が高くなるということです。
予測の日程は限られているので、それまでに「予兆」のきざしが見えはじめたら準備しろと言ってくれているのです。
通常、予測はたいてい悪いことが多いので「予兆」を合わせた予測を示してくださることで、心の準備ができます。
次の変化は、今年の12月から起こる予測です。
2020年〜2032年は経済にとって特に重要な期間になると指摘しています。
メリマン氏はアメリカ人なので、予測の対象としているのはアメリカ経済です。
ところが、貿易によって日本の会社と取引がありますし、何より為替(円/ドル)があるので、日本とは関係ないと無視してはいられません。
予測の対象に「暗号通貨」も!
メリマン氏の予測は、日程だけでなく、事柄の内容についてもピンポイントで突いてきます。
まずは、銀行株、食品価格、今後投資対象とすべきテーマです。今後対象とすべきテーマには、食品とセキュリティが含まれています。
さらに驚くことに「暗号通貨」についても無視できない存在として、話題に上がっています。
なんと、2018年に40万円以下にいったん下げたビットコインですが、今後2年〜5年の間に4〜8倍になる可能性を示唆しています。
発行が2019年4月3日ですので、2021年〜2024年ということになります。
暗号通貨の価格に注目しているのではなく、銀行もしくは通貨に変わる存在として注目しているのです。
ただし、だからと言って「考えなしに暗号通貨に投資するな」と釘を刺します。
というのも、簡単に4〜8倍に値上がりするということは実質的な価値が半分から1/10になる可能性が高いということだからです。
そして、アメリカと韓国で始まった5Gが台頭してきた現在、スマホに限らず個人・企業・国家のセキュリティ問題に警鐘を鳴らします。
星の動きで予測している内容とは思えません!
さらに人と人の関係性まで変化し、出会いの場や出会いが新たな形態を持つことを「伝統的な恋愛の形」とは異なる形に変化すると表現しています。
人生の予測
アメリカで出版された本ですので、アメリカ経済の今後のあり方も予測するのですが、今年は大統領ドナルド・トランプ氏の人生を占星術で読み解いています。
結果は「非常に運気の強い人」。
ただし、トランプ氏の父親と同じ病気にならないようその言動や態度に気をつけるよう、その変化の「予兆」ついて述べられています。
そこに書かれてある「予兆」が見られたら、メリマン氏のアストトロジーによる予測どおりになるかもしれないということです。
こうなると自分のことも気になってくるのですが、巻末に星座占いがあります。この部分だけ読んでも価値があると思います。
私も自分の該当部分を読んでみましたが、まさに今迷っていることと、やろうとしていることへの注意がズバリ書いてあってビックリしました。
全体的には今年は悪くないようですので、安心です。
というように、悪いことがあればその予兆をあらかじめ知っておくことで回避できる可能性が高まりますし、良いことであればその流れに乗って良いと自信が持てます。
良きにしろ悪しにしろ「心構えができる」というのは大きいと思います。
何が起こるが分からない世の中で昔から伝わる方法によって裏付けられた予測という情報をお安く手に入れられることがすでに奇跡でもあります。
この本は電子書籍のみの販売でして、Kindle Unlimited対象本です。月980円(税込)で会員になれば、今月はこの「マンデーン2019 MUNDANE」だけで元が取れます。
Kindle Unlimitedに入る前は「毎日読まないから損だ」と思っていましたが、週一度でも月会費980円以上の価値を持つ本を読めば充分元が取れることを実感しています。
しかも、電子書籍なので部屋が狭くなりませんし、スマホでいつでも本が読めます。図書館を持ち歩いているような感覚です。
ただし、巷で販売されている最新刊は読めませんのでご注意ください。たいてい販売から1年後の本がラインナップされています。
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