LINEモバイル税率上げのお知らせ届く
<重要>各種料金変更のお知らせ」
10月1日から消費税10%を見据えて
結局どのくらい上がる?
<結論>
LINEフリー
「540円→550円(税込)」になるだけ無問題
1年 6,600円
LINEモバイルさんから10月からの税金対応についてお知らせメールが来たが、月10円(年120円)の値上げで逆に申し訳ないくらい安かった話です。
親世代のスマホ
2019年8月から母に「LINEモバイル
」simを入れたスマホを使ってもらっています。
スマホにかなりの拒否反応を持っていた母でしたが、友だちとのやりとりを通して「LINE」の楽しさに目覚めたようです。
今では、顔文字やスタンプを入れたトークを送ってくるようになり、その成長っぷりに驚かされています。
1日のはじまりは「LINEチェック」からですし、寝る前はスマホ本体の充電チェックに余念がありません。
そんなデジタル化した母も「スマホをさわってもらう」までの時間はかなりかかりました。
まず第一声が「私は分からない」でした。
イメージ先行型なのです。ニュースではスマホを通した犯罪も報道されており、スマホを使うと犯罪に巻き込まれる勢いです。
間違って変なところを押したら「即、課金される」「スマホが壊れる」と自分で「使いたくない」「使えない」アピールに余念がありません。
とはいえ、友だちとの連絡はLINEを使っていたのです。どうやって?
家族を通してです。家族を「Amazon Eco(アレクサ)」「Google Home(シリ)」代わりにしていたのです。
Echo 第2世代 - スマートスピーカー with Alexa、チャコール
posted with amazlet at 19.08.25
「**さんに、**って送っておいて」
こりゃ簡単。AIでなく、人海戦術なので、確実にトークを文字化して送ってくれます。返信が来たら音声で教えてくれます。
ところが、これを頼まれる側は「すごく面倒くさい」のです。
使う側の母は「相当楽」です。言うだけですから。でもこの状態をずっと続けているのは無理なので対策を考えました。
その対策が使わなくなったスマホに「海外Chatsim」を入れ、LINEアカウントを作成し、自分でトークしてもらうことでした。
親世代の説得
母のような「スマホは危険」というイメージ先行型の場合、実際にスマホを持たせるまでが大変です。
ただし、心配しているのは「お金がかかる」「スマホを壊しそう」ということなので、ひとつひとつ丁寧に解説すれば良いだけの話です。
「課金される」については、当時まだ購入できた「海外Chatsim」のsimカードを購入しました。
海外Chatsim
海外Chatsimは、初期投資4,000円、年12ドル(1,400円)で、テキストSNSが使い放題でした。つまり月100円でLINEトークし放題ということです。
母に渡す前には、私が事前に利用していたので購入から設定は何も考えずにできました。
私が海外Chatsimを購入した理由は、海外での最低限の連絡網としての押さえのためでした。
私が海外に行くときは、必ず、グローバルWifiさんのポケットWifiを持って行きます。
しかし、回線やポケットWifi本体に関して何らかの問題が発生したときにどのような対応をすべきでしょうか?
とりあえず問題があったことを誰かに連絡して助けてもらう必要があります。現地の方は現地語しか話せず、英語が通じないとすると自分で何とかしなければなりません。
近くに「公衆Wifi」があればまだマシですが、最悪の事態は常に考えるべきでしょう。
そこで「通常使わない」ことを前提に、海外Chatsimを導入しました。
年1,400円で買える安心です。
海外Chatsimという名称ですが、当然、日本でも使えるようになっています。日本では、docomo 3G回線をつかみます。
対応キャリア一覧(海外Chatsim)PDFファイルが開きます
http://chatsimjp.com/manual/roaming_list_70727.pdf
そこで、母が自分でLINEできるようにするための第一歩として、海外Chatsimを購入しました。母が使わないなら、私が使えば良いと考えてのことです。空きスマホはいくつかあります。
母には「このスマホはLINEしか使えない」「ネットも通話もできない」「月100円で使い放題」と伝えました。
<親世代説得方法>要点
1. 単機能である
2. 犯罪に巻き込まれる機能は使えない
3. 安い
「LINEしか使えない」ことで、万が一、間違ってタップしても大丈夫と言うことが伝わります。
「ネットも通話もできない」ことで、巷に流れている犯罪の経路が遮断されていることを印象付けます。
「月100円で使い放題」となれば、友だちが月6,000円もスマホ代に費やしていることを聞いてビビっている母も「月100円なら」と安心です。
さらに、私自身が自分のスマホに入れていることを伝えることで安心感がさらに広がります。「何があったら何とかしてくれる」からです。
「スマホを壊すかも」については、それができれば政府が雇ってくれるから「むしろ安心せよ」と伝えました。
スマホも最初は「安くて簡単」
肝心の母に渡すスマホですが、「せっかくだから」といきなり最新で高機能の端末を渡してはいけません。
私が実際に渡した端末は「freetel」の「Priori2」です。
freetel Priori2(freetel)
https://www.freetel.jp/product/smartphone/priori2/
*お値段に注目!3G縛りでしたが、simスロット2つ。これは安すぎでしょう。
freetelは、会社が買収されて事実上なくなってしまいましたが、私は「隠れファン」を今でも続けています。
現在は、MAYASYSTEMさん、楽天モバイルさんがサポートしてくださっています。
MAYASYSTEM(jetfonも同じ)
https://mayass.com/
会社分割(簡易吸収分割)による事業の承継 に関するお知らせ(楽天)2017年9月26日
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2017/0926_01.html
楽天が「FREETEL SIM」買収、格安スマホのMVNO事業のみ(ケータイWatch)2017年9月26日
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1082798.html
「freetel」の「Priori2」は、端末自体がそもそも安かった(定価9,980円)うえ、すでに私はメインのスマホとして使っていない、いわば「捨てる前」の端末であることを伝えました。
もちろん愛着があるので実際には捨てませんが…
そして、海外Chatsimという単語を知らなくても「月100円で使い放題」という殺し文句を重ねた結果「まあ使ってみようか」ということになりました。
実は、海外Chatsimは、LINEアカウントが開設できます。
sim自体、エストニア産のものでして、電話番号も生きています。その電話番号を通じて、SMSメッセージを受信できるのです。
SMS受信できると言うことは「LINE アカウント」開設ができるということです。
ちなみに、海外Chatsimで作成したLINEアカウントは、LINEモバイル
(データ通信専用:月500円)で簡単にsimの移行ができました。
LINEアカウントに登録される電話番号は変わりますが、契約したsimがデータ専用なので、そもそも電話番号を使っての通話はできません。
とはいえ、さすがにLINEアカウント作成は私がやりました。
ところが、2019年7月3日以降、海外Chatsimは、日本国内で通信できなくなりました。つまり、docomo 3G回線が使えなくなったのです。
現状としては、電波4本が立っていますし、3G表示もされるのですが、LINEトークが送受信できないのです。
原因として考えられたことは、本家docomo回線が混乱していることです。いつもはLTEや4G回線を使われている方が「なぜか3G回線の接続」になってしまっていました。
海外Chatsimで通信できなくなった当時、Twitterで「docomo 3G」を検索してみますと「3G回線にしかつながらない」とあったのです。
この混乱がツイートされていたのが「2019年7月3日」からだったのです。
格安simを使うかどうか迷っている?
海外Chatsimが使えなくなって困るのは、母です。
私自身も海外ChatsimをiPhone7に入れているのですが、電話はガラケー、ネットはポケットWifi「SAKURAWiFi
」を使っています。
つまり、海外Chatsimを入れてはいますが、通話にもネットにも使っていないのです。緊急事態のときの押さえだからです。
海外Chatsimが使えなくなった今では、意味のないものになってしまいましたが、ポケットWifiとスマホ本体の押さえがあるので大丈夫です。
一方、母の場合は海外ChatsimでしかLINEができない状態でした。つまり、海外Chatsimが使えないとLINEできません。
その後、1ヶ月待ってもdocomo 3G回線が復活しないため、思い切って「LINEモバイル」に申し込むことにしました。
もちろん「月500円(税抜)」だからです。
ネットも通話も不要です。もともと母が利用していたのは「LINE」だけだったからです。
ところが問題は端末にありました。freetel「Priori2」は、3G回線しかつかまない仕様なのです。せっかく「LINEモバイル」で4G回線が使えるとしても本体で受信できなければ意味がありません。
そこで、その理由をもっともらしくつけまして、母に新しい端末になることを説明しました。
母にとっては「やっと使い慣れた」端末を変えるのは、抵抗があったと思いますが「このままだと使えないこと」を伝えたらあっさり承諾してくれました。
結局、新しい端末を渡したら「大喜び」でした。
本当は最初から「新しいスマホが欲しかったのでは?」と遠慮がちの母が気の毒でなりませんでした。
そして、その端末とは「freetel」の最新端末「P6」です。もちろん、私の趣味です。お値段まさかの16,800円。割引でなく定価です。
*jetfonはMAYASYSTEMさんのサービスで、本体は「P6」と同じものです。
当然、利用できるまでの細かい設定は私の方でやります。
「LINEモバイル」sim購入から、スマホの各種設定、開通、LINEアカウントの移行、文字の大きさ最大・・・
これで商売ができそうです。
「LINEモバイル」の回線は、ソフトバンク回線を選びました。特にこだわりはなく、契約するときにおすすめだったのです。普通、docomo回線を選びますもんね。
「LINEモバイル」を利用してから1ヶ月が過ぎました。
それまではトークで顔文字、絵文字だけだった母がスタンプにLINE電話までできるようになりました。
海外Chatsimはテキストだけしか送信できませんでしたので、当然です。
快適そのものらしく、肌身離さずという状態まで到達しました。外出時には、家に置いていた「P6」。今はカバンに入れて持ち歩かれています。
「まさか私がスマホを使うようになるなんて〜」
本人の弁です。
そうなるとセキュリティ対策もしていかないといけないのですが、スマホ内部については、ウィルス対策、VPN対策、広告対策は最低限のこととして設定しています。
<セキュリティ対策>
ウィルス対策:カスペルスキー
VPN対策:Disconnect Premium
広告対策:Adguard
母のLINE生活を一変させてくれた「LINEモバイル
」。たった月500円(税抜)で、トークも通話も使い放題の魔法です。
そんな「LINEモバイル」さんからお知らせメールが届きました。
【LINEモバイル】<重要>各種料金変更のお知らせ
「料金変更のお知らせ」でした。
「まさか、データ通信専用(500円)が値上がりするのか!?」
と一抹の不安を感じつつメール開封したところ、これが消費税にともなう値上げのお知らせでした。
消費税は、2019年10月1日から8%→10%になります。LINEモバイルの請求金額も10月1日以降の日付の請求は、消費税10%になるだけの話でした。
私が契約している「LINEモバイル」はデータ専用「LINEフリー(1GB)」です。月500円。現在の消費税ですと、月540円です。
これが10月1日の消費税値上げに伴い、月550円(税込)になるということです。その差、10円。
消費税が値上がりしても「LINEモバイル」さんの利益にはなりませんので、LINEモバイルさんは決して悪くない。
むしろ、この消費税値上げに便乗して「LINEフリー(1GB)月500円」を税込600円に値上げする方法もあっただろうにと感動しています。
消費税値上げのお知らせの他に「有料オプションの初月無料」がなくなる連絡もありました。
<有料オプション>
・端末保証オプション
・持込端末保証オプション
・Wi-Fiオプション
・ウイルスバスターオプション
・LINE MUSICオプション
・通話明細オプション
いずれも利用していませんし、今後も利用する予定はないので無問題です。
まとめ
LINEフリー(LINE使い放題)であることを利用して、LINEをつなげっぱなしにしている若者もいることを知り衝撃を受けています。
LINE通話で「リモート同棲」1日12時間つなぎっぱなし。20代カップルの「お互いジャマしない」共同生活と、電車内で「音声と文字」会話が成立するワケ(アプリマーケティング研究所)2017年11月22日
https://appmarketinglabo.net/remote-life/
この記事は、2017年のものですので、すでにこの時期から「リモート同棲」しているカップルがいたということです。
LINEモバイルの「LINEフリー」の登場でカップルだけにとどまらず、友だち同士や、勉強しているときの仲間意識を高める手段としてさらに利用されること間違いなしです。
私としては、今後の人生を考えると、LINE通話をつなぎっぱなしにした「老々相互介護」への利用もアリと思います。
実質、相互監視になりますが「倒れたまま死んでた」「死んで何日も放置されていた」ことが解決されます。
遠くに住む親御さんとの連絡もできますので、お互い空気のように感じた生活ができます。
リモート同棲だけでなく、リモート介護もできる「LINEモバイル」!今後、利用できる範囲は広いと思います。
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