集中力を存分に活用した1日の使い方
・朝はインプットの時間
・昼はアウトプットの時間
・夜は復習し、定着させる時間
毎日くり返し、仕組み化していきましょう。(本文より)
そもそも集中している状態とは?
「集中できない!」と悩んでいる方が手に取るだろうDaiGoさんのこの本。
しかしよく考えてみますと、勉強や仕事に限らず「集中したこと」が無い人はいないのではないでしょうか?
つまり「思わず時間を忘れて**していた」と後になって我に帰る。この経験をしたことは誰しもあると思います。
ならばその「思わず時間を忘れて集中」してしまう状態に自分を仕向ける方法を見つけ出すためのサポート、それがこの本ということになります。
私の「気がついたら夜でした」経験は、
1. 韓国ドラマ「復活」視聴
2. 簿記3級試験勉強
3. 標本同定
2. 簿記3級試験勉強
3. 標本同定
が挙げられます。
1. 韓国ドラマ「復活」視聴
韓国ドラマ「復活」の視聴は、ドラマの内容があまりにも面白すぎてのことです。完全受身の集中力です。
次の展開が気になって仕方なく、夜中まで視聴したのにも関わらず、楽しみすぎて朝6時起きで続きを見てしまいました。
栄養、睡眠時間、運動とか全く関係なし。自分が見たいからみる。そこに集中したことによる疲れなど微塵もありませんでした。
2. 簿記3級試験勉強
半年の勉強で無事合格できた「簿記3級」ですが、実際の勉強は、土日のみ。しかも、1日3〜6時間でした。
3時間と6時間にはかなりの差があるのですが、これは、勉強の内容によるものです。
6時間勉強、むしろ「6時間勉強してしまった」という方が正しい言い方です。と言いますのも、そこに「焦り」があったからです。
リベ大の両学長が掲げた「2020年の目標」にあった「簿記3級合格」に感化された私。即座に紹介されていた通信教育「クレアール」さんに申し込みます。
投資金額:1万円也
まず、投資金額を「必ず回収したい」つまり「合格したい」という強い思いがあり、強い思いだからこその「自分へのプレッシャー」があるわけです。
そもそも「簿記3級」は、商業高校の生徒さんが取得される資格であり、大学院まで卒業した私が取れないわけがないというか合格するはずだろうという思い込みもあり。
「不合格はあり得ない」
という状況に自分で追い込んでの勉強でした。
しかし、勉強を初めてビックリ。
意味が全然分からない上に、問題の趣旨も読めないというナイナイづくし。
「推定問題」とか意味ないとか思っていました。てへへ。
クレアールの通信教育セットには、解説本と問題集がありましたので、私は簿記3級の全体像をつかむために、解説本の例題を解き、理解することに全力を注ぎました。
「とりあえず最後のページまで行く」
ことが目的だったのです。歳を取れば取るほどせっかちになるので、1秒でも早く最後まで到達したいわけです。
到達するためには、解説本の例題にすべて正解しつつ「簿記3級」を理解しなければならない。
当然焦ります。分からなすぎて。
結局、合格への最短コースは「仕訳を極めること」と認識し、とにかく何度も同じ問題を解くことで知識を定着させました。
週末だけの勉強の良い点は、先週勉強した内容を「忘れる」ことです。忘れるということは理解できていないということです。
こうして「忘れていない知識」を増やすことで合格が見えてきます。
最後に到達したら、これまで間違えた例題を最初から解き直します。
こうして「不合格はありえない」という謎のプレッシャーを背に勉強すると、当然集中せざるを得ません。
そもそも「なぜこの例題を間違ったのか」を探すゲームです。ゲームのルールを理解し、背景を知ることでやっとクリアできます。
仕訳は英語の単語の意味を覚えるのと同じでして、何度も間違えて覚え直すための工夫が必要になってきます。
やっと間違えた例題がなくなったと思ったら「問題集」が待ち構えています。はい、簿記3級を最初から勉強し直すことになります。
ゲームのルールをおぼろげながらマスターしたので飽きてきているのです。ここが我慢のしどころなのですが、間違える問題があるので何とか継続できる範囲です。
ある種「2回目」の勉強なので、知識が定着している部分が増えており、それに伴い集中力も低下していきます。
そうしますと、当初あっという間に「6時間」が経過してしまっていたのが、勉強を始める時間も徐々に遅くなってきます。
「集中力の低下」です。
集中力のための仕組み・習慣
そこでDaiGoさんの提唱する「仕組みづくり」「習慣づくり」が重要な意味を占めることになります。「仕組み」とは、そこに行けば自然としてしまうように自分を仕向けることです。「習慣」とは、その仕組みが継続して働くことと考えます。
目的は「超集中力」を日中に発揮できるようにすることです。目的が分かっていれば、解決策も出ているようなものです。
私の経験上、集中力は対象のものが「自分に興味があること」であれば、何も考えなくても没頭することができます。
問題は「しなければならない」と言う姿勢で「集中力」をある意味無理やり高めないといけないときです。
そのために「心・技・体」、それぞれに効果的な対策を取る必要があります。
心・技・体への対策
心:瞑想
技:科学的に証明された理論
体:栄養・睡眠・目の疲れ
(本文より)
集中力を「超集中力」に高めるために必要なのは、集中して対応すべき案件に対し、心を落ち着け自然と向かい合える気持ちになれること、
「フロー状態」と呼ばれる集中力が超集中力に達した時に起こる体の変化とその構築に必要な科学的見地、
心と理論を踏まえ、それらを受け止める体力のための運動、実際に行動できる体づくりに必要な栄養・睡眠時間、
そして「疲れない脳」が疲れたと錯覚してしまう大元凶「目の疲れ」を取り除くことです。
当然、集中できる、しやすい時間帯や集中力を継続するためのタイムセット(ポモドーロ・テクニック)も紹介されています。
ポモドーロ・テクニックは、25分集中して、5分瞑想することで集中力を継続する方法です。また、時間を90分と20分に分けるウルトラディアンリズムも紹介されています。
集中するのは難しい?
どうしても不思議に思うことがあります。ゲームには一心不乱に集中できるのに、例えば勉強になると途端に時間が長く感じられるのは何故なんでしょうか?
ゲームと同じように、勉強にも「集中できる何か」を自分で見つけ出すことができれば、わざわざ「心・技・体」に理論立てて対策しなくても良いはずですよね。
「やらなければならないこと」を
「やりたいこと」もしくは
「これをやることで喜んでくれる人がいる」
「待ってくれている人かいる」
という状態に嘘でも持っていくことができれば何でもできそうです。
「超集中力」に書かれているのは、その段階まで気持ちを持っていくための手段と考えることもできます。
よく寝て、必要な栄養をとって、適度な運動で血流を良くしたら、後は「仕方ない」と思いながらでも「やってみようか」と前向きに思えるようになりそうです。
だから全部できなくてもOKで、ひとつでも取り入れてみるという「行動」が起こせただけでも大儲けです。
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