とりあえず安心はしたものの

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今、私が死んだらどうなる?

ネット銀行、ネット証券、投資信託

親は無理やぞ


<結論>
デジタルキーパー入会(年2,000円)
データ継承者の結論でました。

<理由>
データやパスワードが届いたところで、
操作できない

<希望> 

死んだ私と親をつなぐ存在



<死んだ私のお金が親に届くまで>
1. 私のスマホを発見する
2. スマホを開く
3. 各アプリを開いて死亡手続きをする

更新日:2020年4月12日

突然死でスマホにアクセスできなくなったら、パスワードを知らない親兄弟はどうしようもできない。とりあえずの対策をした話です。


今、死んだらどうする?

40代の私はまだまだ元気いっぱいですが、コロナ恐慌の危機が一刻と狭まって来ている現在、いつどうなるか分かりません。

以前は、飛行機が落ちたら…と考えていましたが、今は地上にいてもウィルスによる死への恐怖が遠くない存在となりました。

そこで私ができることは何か?

目に見える形あるものは、捨ててしまえば良いだけのこと。目の前からなくなってしまえば、そのときは悲しくてもすぐ忘れてしまいます。

ところが、はじめから「形ないもの」の存在がある場合、
1. 形ないものがあるということ
2. どこにあるか
3. どうやって取り出すのか
が分からないと手の出しようがありません。

特に、毎月もしくは毎年定期的な支払いをして利用しているサービスですと、誰かが止めてくれないといつまでも引き落とされ続けてしまいます。

ご結婚されて、伴侶がいる方はまだ良い方です。だいたいお互いが同じサービスを利用されているでしょうから、どうすれば停止できるか予想ができます。

ところが、独身の場合、頼りになるのは「親」」「兄弟」「親戚」となりますが、私の場合、どう考えても私と同レベルのスマホやネットの知識を持つ人がいません。

これ、かなり危機的状況です。

普段は頼られている方なので、何も考えていなかったのですが、いざ「自分が頼りたい状況」になったときに当てにできる人がない。

恐怖以外、何者でもない。

今回、独身無職は生きるのも大変だけど、死んでからも大変であることを改めて実感することになりました。

となると外部にその答えを求めることになるのですが、誰に頼れば良いのやら皆目検討がつきません。

そこで、今の「私が頼れる人がいない」状況を少しでも改善すべく試行錯誤することにしました。これは永遠の課題になりそうな予感。


問題は「スマホアプリ」

「デジタル遺産」で考えられるのはパソコンに保存されたデータ、スマホに保存されたデータが考えられます。

パソコンデータに関しては、私は皆無です。もともとパソコンを使うのは、バイトでしか使っていませんでした。

「家でまでパソコン使いたくない」
とできることはすべてスマホに集約させる努力をして今の状態に至っています。

そのため、問題は「スマホデータ」。いや、スマホデータというよりも「スマホアプリ」で利用している「資産」ということになります。

まあバイトの言う資産なので、たかが知れいていることは想像できると思います。

それでも100円とかいう話ではないので、残せるものは親に渡したいと思うじゃないですか。どうせそのときは死んでますし。

すると、問題になるのは「親が私のスマホを操作して資産となるお金を手元まで引き寄せることができるか?」という話になります。

つまり、楽天銀行ですと、楽天銀行アプリに私のアカウントでログインし、預金を自分の口座に送金することができるか?

>> どう考えても無理 <<

兄弟でも無理です。私の方が使い方を教えている方ですもん。この段階から、私の焦りが始りました。

「さわかみファンド」さわかみ投信や、「子どもファンド」クローバーアセットマネジメント株式会社は、ここでは問題になり得ません。

さわかみ投信
https://www.sawakami.co.jp
クローバーアセットマネジメント株式会社
https://www.clover-am.co.jp

どちらの投信も「昭和スタイル」のままで会社を運営されており、例え私の親が直接電話をかけたとしても、私が期待する展開になることは間違いありません。

ただ、さわかみ投信さんは、若い男性の方が電話の場合、素っ気ない対応をされたことがあるので、私の親が電話したときは、女性で40代前後の方が出てくださることを希望します。

クローバーさんは、問題なし。セミナーや懇親会で直接お会いした好印象が初めから変わらないですし、本当に気さく。大好きです。

積立再開の申し込みをした際も、これでもかと私の想像はるか上の対応をしてくださり、本当に感動したものです。

投資信託で問題のは、楽天証券、SBI証券、SBIネオモバイル証券の3つです。

「証券会社」に口座を持っているのは、わたしが知っている範囲で「私だけ」の家系です。電話をかけるなんてできるはずもありません。

電話をかけてつながったとして、必要な書類や手続きができるはず、無い。遊びのひとつだったとしても、せっかく積み上げたものを無にするのは草葉の陰から忍びない。

いや、それよりもまず「私のスマホを開くことができるのか?」が、ひとつ目の大きなハードルになるでしょう。

<死んだ私のお金が親に届くまで>
1. 私のスマホを発見する
2. スマホを開く
3. 各アプリを開いて死亡手続きをする



生存確認あり「デジタルキーパー」

死んだ私をやっとこさ片付けた後、親が私のスマホを発見します。

電池はまだ残っており、指紋認証が求められます。何度か試すも当然無理。パスコードの入力を求める画面になりました。

>>    劇     終    <<

いくらスマホが手元にあっても「パスコード」が分からないと入れません。事前に知らせておくべきか大変迷うところです。

そこで私が加入したのが、デジタルキーパーさんでした。以前から気になっていたサービスでしたが、突然の大幅値下げで年2,000円(税込)となっているのを発見しました。

Digital Keeper(デジタルキーパー)
https://digitalkeeper.jp

ご本人がデジタル遺産について思い悩んでいたという60代(デジタルに触れるようになって40年という話とシニア起業という表現から推測…。)

の創立者、冨田さんが「無いなら自分でつくろう」と一念発起されたサービスです。

デジタル遺産は「一度失うと二度と復元できない」ことは明らかなのに未だその恐怖に対する解決策は皆無です。

デジタルキーバーは、その存在すら知られていなかった私の利用サービスを親を含めた第三者に可視化することができます。

お金を引き出すどうこうよりも、まず私が使っていた「お金関係のサービス」は何があるのかを確実に知らせてくれるのです。

なぜか?

パスワード管理ソフトのパスワードを登録するからです。

週3回送られてくる「生存確認メール」への返信が途絶えた際、私が事前に指定したデジタル遺産相続人へメールが送られます。

その内容も私が事前に入力したものであり、私が死んだ後の希望が書かれてあります。

と同時に、スマホのパスワード、日頃利用しているパスワード管理ソフトのパスワードも送信されます。

私のデジタル遺産相続人は、そこでやっと「私の身に何かあった」ことを知るかも知れません。

しかし、私が死んでスマホの中身も開けずどうしようもなくなった家族に相続人から連絡があります。

そこでやっと私の親は、私がスマホで楽天銀行を使っていたことやWealthNaviで資産運用していることを知るのです。

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開発元:WealthNavi Inc.
無料
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私と親の間に「デジタル遺産相続人」は入ってくださることで「デジタル遺産の相続」がスタートできるようになります。

しかしここまででは、ほんのスタートでしかありません。


デジタル遺産相続人の重要性

どうしようもできない親は、デジタル遺産相続人にこれからどうすれば良いかを尋ねることになります。

ところが、デジタル遺産相続人は、すでに連絡が必要なほとんどのサービスに私の死亡連絡を済ませており、

私の親に「死亡証明書」を取り寄せるように指示します。それがあれば、最終的な証明書がそろいます。

私の親は安心しきりで、デジタル遺産相続人にお礼を言います。その段階で、デジタル遺産相続人には、すでに私から報酬が支払われています。

私が死んで、デジタル遺産データが相続人に届いた段階で契約が施行され、報酬が振り込まれていたからです。

時間はかかれど滞りなくすべての私の遺産が親の手元に届くようになりました。

おしまい。

問題は「デジタル遺産相続人」に指定できる人が周りにいない私のような状況の場合、どうすれば良いのかということです。

身内にいなければ、他人しか頼れませんよね。しかし、赤の他人に頼んで詐欺だったらお笑いなだけ。これが非常に難しい。

何も知らない親にパスワードが届いたところで「宝の持ち腐れ」。

私が積み立てたビットコインは、永遠に使われることなくブロックチェーンの波に浮かんでは消えることでしょう。

悩みに悩んだ私が出した結論は、友だちでした。私には心から自慢できる、近しくかつ頭のすこぶるキレる友だちがおります。

その友だちに「デジタル遺産相続人」になってもらうことにしました。この人だったら何も心配いらないと断言できる人です。

良かったこの友だちに出会えて!

この友だちがいなかったら、マジで指定できる人がいない。探せる自信がありません。

月日が経ち、デジタルキーパーのサービスが進化したら、デジタル遺産相続人が弁護士さんをはじめとする「さむらい業」の方を指定できるようになるかも知れません。

その日が来るまでは、この友だちにお願いするしか独身無職には当てが無い…。

私だけでなく、若くして未亡人になってしまったり、子どものいない夫婦にも同じような問題が訪れることと思います。

時代に沿ったサービスが次々と生まれる中、富裕層にしか使えなかったサービスが一般庶民でも利用できるようになってきています。

デジタル遺産相続人に関しても、市町村の役所で相続問題を担当する部署があっても良いくらいと思うほどです。死んだ私と親をつなぐ部署。

税金引き落としだけはキッチリやってくれるのだから、それくらいのサービスがあっても良いと思うのは私だけでは無いでしょうし、

コロナ恐慌の後は、コロナ前とは別のサービスのあり方を次々と求められるはずです。

そのひとつが「デジタル遺産の掘り起こしお助けサービス」。需要が高まることは間違いありません。



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