<株投資初心者にピッタリ>
アノマリーや株界の常識、月ごとの指針やメンタルの保ち方まで、折を見て読み返す必要がある本です。

Kindle Unlimitedに加入した私、月980円の元を取ろうと必死です(笑)とはいえ、毎日毎日本を読む時間はないので、週末に必ず1冊は探すようにしています。

「毎日本を読む時間がないのは言い訳では?」
と言われそうですが、平日はチャートを見ているのです。やはり、チャート確認は基本です。

いずれウルフ銘柄の銘柄ごとのチャートがスッと頭に浮かぶようになるのが夢です。今は、チャートヨコヨコで単価がやすいとこを集めているイメージです。いつかぶっ飛んでS高です!

今回見つけた株本は、株初心者のために書かれた本です。株初心者のための本はこれまでも何冊も見ていますが、漫画色が強かったり、初心者の初心者向けで知ってることが多かったりしていました。

あまりに初心者向けだと途中で飽きちゃうんですよね。こうならなかった本が「学校では教えてくれない!株式投資の教科書」でした。

最初は「株とは何ぞや?」から始まるのですが、私がグイグイ読み込んでいったのは、実際の株取引で必要な情報の集め方からでした。

証券会社に口座を開設し、Twitterやその他の情報を見つつ「さあ買うぞ!」となるのですが、チャートを見てテクニカルで確認するだけでは不安です。

買う前に手が止まってしまうのは、もう少し根拠が欲しい、自分を納得させるデータが欲しいわけです。つまり、自分の行動に自信が持てないのです。その銘柄がおすすめだったとしても…です。

そこを著者の紫垣さんは、まずは自分の予想で株価は動かないことを注意してくれます。「一般大衆」の総意が株価を動かすのです。

だからウルフ村田さんがザラ場中に「株ライン」を時間軸30分に変更し、横目でランキングをチェックするようすすめるのです。

「株ライン」でTwitterで話題の銘柄を知ることができますし、ランキングは現在実際に資金が流入している銘柄が分かります。

ランキングについては、Yahoo!ファイナンスで見ることができますが、実際のザラ場では、各証券会社のアプリやソフトで確認することになります。

Yahoo!ファイナンス

Yahoo!ファイナンスのランキングは20分遅れだからです。デイトレですと、20分の遅れは命取りです。高値が底値まで下落している時間感覚です。

とにかく株価を決める要因を事前に知っておくことが大切です。その変数を比較し、株価が上昇する確率が高い銘柄をピックアップしておきます。

その方法も、どの数値を見れば良いか、その数値の見方も詳しく解説してあります。需要と供給、契機と株価の関係は、見えているようで見えてないわけです。

11:30前場が終了。kabutanですと、前場のまとめニュースが流れてきます。kabutanニュースはとても分かりやすくチャートも即確認できます。

このザラ場中休憩、ザラ場後のニュースも見逃さないようにし、気になったことはメモすることがポイントです。私はサッと見るだけだったので反省でした。

なぜ記録するかというと、
感覚的に相場がどう動くのか
予測することができるようになる
からです。すごい!これは良いですね。

そうなりたいけど、メモするのは面倒という私のような方は(笑)、最初は気軽にkabutanニュースのタイトルをざっと確認するだけでも良いと思います。

「明確なる」ウルフ銘柄が出てきたかどうか気づく練習も兼ねています。

また、最近やっと私もその大切さが分かってきた「海外市場」についてもデータの見方、どこで何を見るか、が分かります。

世界の市場は、米国の株式市場に大きく影響を受けるため、米国国内のニュースも無視できないようになります。

一番分かりやすいのが「NYダウ」と「日経平均」です。「NYダウ」が下がると、「日経平均」も下がりやすくなります。ちなみにこの場合、9:20が買いどきです。

また、米国以外にも中国「上海総合株価指数」も要チェックということも知りました。「世界はひとつ」。昔、ポンキッキで聞いたことがあります。

ここからが本番ですよ!

さて、世界概況と国内のニュースを確認した後は、今日どの銘柄を買うかということになります。ここからが本番です。

「学校では教えてくれない!株式投資の教科書」では、会社の報告書「四季報」からどの数値を見て判断するかが実践的に書かれています。

未だPBRの意味を覚えきれてない私ですので、ROEが出てきた時点で「??」です。日本語でお願いしたいのですが、ここは覚えないと…
そして、一番肝心なのが「損切り」です。

一番重要なのに、一番できないのが「損切り」。損している自分を認めたくない、いつか戻ってくるかもしれないし…と1ヶ月経過。

最初は数千円の損益が、四万円にまで膨らんだのが2018年12月25日の涙の損切りクリスマスでした。日経平均株価が2万円を切り、それに伴い個別株も大下落しました。

本当はそのときに笑いながら買うのがホンモノの投資家です。
株を買うタイミングとは 、恐怖感がピ ークに達したとき 、平均株価が急落しているときが 、最も適しているのです 。
これは今回の大下落で私も真の意味を理解することができました。そのときに大下落した【4563 アンジェス】。ご覧ください。

12/25(303円)
  2/  7(643円)


2ヶ月も経たずに2倍以上になっているではないですか!

私がウルフ村田さんの「株トレマスタースクール」に入校した9月、高値からふるい落としで下落したアンジェス510円で購入したのが懐かしいです。

その後、せっかく550円まで上昇したのに利確せず、下落から戻ってきた511円でやれやれ売りしました。なんせ、目標株価1,000円でしたので頭から信じてしまいました…

こんな失敗をしないように記録ノートの書き方、塩漬け株の扱い方、買い時、もちろん損切りの設定…今や「株トレマスタースクール」卒業生になった私なのに足りないことばかりでした。

文書中に出てくる豆知識も見逃せません。
ヘッジファンドの決算月は 、毎年 5月 、 1 1月とされています 。そして 、歴史的に見て 、この 5月 、 1 1月前後 、株式市場は急落することが多くなりました 。
ご存知でしたか?私は全然知りませんでした。

こういう言わば基礎的な知識も無いのです。本を読んでないと気づかなかったことです。

何度読んでも新しい。

文章の語り口調が優しいので忘れたのも許してくれそう…(笑)忘れてはいけないけど、忘れてしまったことを思い出すために読む1冊になりそうです。

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