受けた理由とは?
インフルエンザ予防接種を受けたとの話
今までかかってないし大丈夫じゃない?
え、看護師さんは毎年接種しているの?
<結論>
脂質異常症の診察のついでに、
インフルエンザ予防接種してきた
更新日:2019年12月7日
毎年冬になると「インフルエンザ予防接種」の文字を見かけますが、自分は関係ないと思っていませんか?
ご多分にもれず、私自身も40代過ぎた今までインフルエンザ予防接種を受けたことはありませんでした。
そんな私が3,800円もかけて「インフルエンザ予防接種」を受けた理由を説明します。得か損かで言えば、確率的に「得」です。
脂質異常症で受診
2019年6月の健康診断の結果、LDLコレステロール値が見事に140を越え、「脂質異常症」として診断されました。
診断結果には「5年後の発症リスク 80-90%」「同世代の女性との比較 4.8倍」とおどろおどろしい文字が並び、「要検査・治療」と赤字で示されていました。
私はパートにも関わらず、私学共済に加入させていただいている身です。せっかくのご厚意で受診させていただいた健康診断でひっかかった項目をそのまま放っておくわけにはいきません。
そこで、さっそく近所の病院で受診することにしました。
受付で「要受診」となっている「脂質異常症」のページを見せたところ、検査結果一覧をコピーされるとのこと。
実際に受診したところ、基準値を少し越えただけなので、食事管理をすれば薬に頼らなくても大丈夫とのことでした。
また、私学共済の健康診断の基準は厳しいとの話もされました。昨日、その基準値については調べて納得していたところです。
女性ホルモンの減少とともにLDLコレステロール値がアップすることも理解しているので、今回基準値よりも高いのは「私が老化したから」と納得していました。
それよりも今回の受診で私が初めて体験したことが「インフルエンザ予防接種」でした。
看護師さん「半そで」じゃん
久しぶりにこの病院を受診するということで、問診票に記入して順番を待っていたところ、血圧と体温の計測ため看護師さんが来てくださいました。
その看護師さんの服装にビックリ!半そでです。
一方の私は、セーター<ダウン<フリース<上着、下着には、先日購入した「スーパー極厚」のLapasaを着こんでいます。
<最高にあたたか>3枚買いました!
私と看護師さんの服装の差に、まず驚いたのです。私自身、病院内にそのまま入っても服を脱ぐわけでもなく、そのままいました。
つまり、暑さを感じていたわけでないということです。
そんななか目の前に現れた看護師さんは「半そで」。さすがにマスクはつけておられますが、それを見て思わず「看護師さんはインフルエンザ予防接種を受けているのですか?」とお伺いしました。
私もマスクは「風邪を引いていなくても」毎日つけてます。咳をする方ほどマスクをつけていないものです。数ヶ月分まとめ買いしました。
マスクアフィリ
実は、先日パート先の職員の方がインフルエンザ予防接種を受けられた話を聞いており、それが頭に残っていたのです。
さらに同じ階の先生が、突然のインフルエンザ発症!という事態があり「ちょっとまずいかもしれん」と薄々感じていました。
すると看護師さんは「毎年受けてますよ~」とのこと。そりゃ当然ですよね、毎日病気の方と接しているわけですから。
さらに質問します。
「やっぱり受けておいた方が良いですか?」これまでインフルにかかっていないので、お金をかけてまで予防接種する意味が分からなかったのです。
すると、看護師さんはすべてのインフルエンザを予防できるわけではないけれども、当然、接種することをお勧めしてくださいました。
接種時期としても、一番危ない2-3月の極寒時期の1ヵ月以上前ですし、今受けておくとその時期には免疫ができているとのお話でした。
お値段「3,800円」。
後から調べるとインフルエンザ予防接種は「自由診療」扱いなので、高い。予防を勧める割には、政府が保険対象としないのか不思議です。
3.インフルエンザから身を守るためには?
(1)正しい手洗い
(2)ふだんの健康管理
(3)予防接種を受ける←←
(4)適度な湿度を保つ
(5)人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザの感染を防ぐポイント「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」政府広報オンライン(平成29年(2017年)11月20日)
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/200909/6.html
在庫状況を伺うと「在庫あり」。予約なしで今日接種できるとのことでした。
インフルエンザ予防接種を受けるための役者はそろっているわけです。後は私の判断次第となりました。
そんな役者の揃った段階でも、私はまだ接種を迷っていました。「受けるなら受付に行ってね」と看護師さんは私の血圧を計測して去って行かれました。
実際、接種を受けるときに、新たな問診票への記入が必要であることも手伝って「面倒くさいな」と思ってしまいました。
迷ったときは「ネット検索」。私にとってインフルエンザ予防接種が「得か損か」を判断するために必要な時間です。
集合知ネット「受けておけ」
ネット検索したところ、私の心に一番響いたのは、
ただ、インフルエンザの予防接種を受けなくても、かかったことがないからと毎年接種しない人もおられますね。
一方では、予防接種しておらず、感染後すぐにインフルエンザ肺炎になってしまったという人も少なくはありません。
そんな場合は、「来年からは絶対、予防接種するぞ!」と思うかもしれませんね(‥;)
インフルエンザ予防接種の効果はある?なし?持続期間はいつからいつまで?(看護師ミカの健康ブログ)
https://mika-kenko.com/influenza-yobousessyu-kouka/
インフルエンザにかかってから「予防接種しておけば良かったって思いたくない!」と考えた瞬間に受付へ体が向かっていました。
インフルエンザ予防接種の受け方
1. 受付に伝える
2. 予診票を記入
3. 体温の計測
4. 医師の診断
5. 注射
1. 受付に伝える
私の場合、脂質異常症のために病院に行ったついでに運良く受けることができました。時期や病院の都合によっては、事前の予約が必要です。
2. 予診票を記入
まず、裏面にある「インフルエンザ予防接種」についての説明を読みます。一番大切なのは、卵アレルギーのある方です。程度によっては接種できない可能性があります。
あとは初めて病院に行ったときの問診票とほぼ同じ内容です。「はい」「いいえ」で答えるだけです。
私は予診票の裏面に説明文書があるとは思わず、「はい」「いいえ」のどちらにも丸をつけずに提出しました。
ファイルにバチっとつけられているこの用紙をまさかひっくり返さないといけないとは全く考えませんでした。
受付の方からも「裏に説明あるから読んでね」のひとこともありませんでした。
だからと言って表面にも「裏面にあるよ」と書いていないので、私と同じことを何回か繰り返されている方がおられると思いますので、ご注意ください。
3. 体温の計測
看護師さんがわざわざ体温計を持って来られての計測でした。何も考えていませんでしたが、なんと結果は「35.8度」。低すぎる…
「36.5度」が普通だと思っていたので、これほどまでに自分の体温が低いとは思いませんでした。脂質異常症が原因か?
4. 医師の診断
体温を書き加えた予診票が完成したら、医師との対話で「インフルエンザ予防接種」を受けて良い状態にあるかを判断されます。
診断で接種OKと判断されたら、本人署名をします。
「え?注射に署名が必要なの?」
という話なのですが、インフルエンザ予防接種は、自由診療という「保険対象外」の注射です。
「保険対象外の注射で割高になるが、自分が接種すると判断し、医師からもOKが出たので受けます」
という宣誓書がないとインフルエンザ予防接種は受けられません。
はやく保険対象にしてくれよという話です。
5. 注射
実際の注射は、筋肉注射でもなく、血管に直接注入するわけでもありません。皮膚の下に入れて、染み渡らせることで体の中に広げる手法です。
注射なので、痛いは痛いのですが、刺してから注入までは「無痛」。注入している10秒くらいはチクリが継続する痛みがありました。
注射を打った後でも、お風呂に入っても大丈夫です。注射したところに貼り付けられた絆創膏は血が止まればはがしても良いです。
接種後に「かゆみ」が出る場合があるそうですが、私は全くかゆみはなく、ただただ普通の生活を送りました。
免疫ができるまで2-3週間かかります。
2-3週間後は、ちょうどお正月にあたります。大量のひとびとがドッと押し寄せる場に行くときもこれで安心です。
インフルエンザ予防接種のお値段
気になるお値段ですが、私が行った病院では「3,800円」でした。
ただし、予防接種のお値段は、病院によって違うため、問い合わせの電話をした際にお値段も聞いておきましょう。
5,000円以上なら、他の病院にしましょう。
インフルエンザ予防接種は得か損か?
去年までインフルエンザ予防接種を受けたことがありませんでした。
それまでに「狂犬病」「破傷風」などのレベル高めの予防接種を受けて来た私なのですが、自分の体力を過信し、インフルエンザ予防接種は避けていました。
とは言え、40代も過ぎれば、体力の低下は免れません。自分の考える体力と実際の体力の差が如実にあらわれる年代、それが40代です。
「運動会のお父さん」に代表されるように、いくら頑張って走っても頭で考える自分のスピードと実際の自分の足の動きに差がありすぎて「コケる」。
これが水面下からひょっこり現れはじめるのが40代。
きちんと自分の年齢と実際の体力を「自分の考える自分」に合わせておかないと悲劇のヒロインになるだけです。
「実際の体力」対策として、インフルエンザ予防接種は有効と考えます。
つまり「得か損か」で言えば、インフルエンザにかかる確率が確実に減る上、かかってしまっても「軽め」に済むので「得」です。
ましてや時間給で働く私にとっては、自分の体が頼みの綱。しっかり事前にケアして万全にしておきたいものです。
<関連ページ>