ひさびさの発作、手離せないピル
ストレス負荷あった5日間
生理直前
吐き気→腹くだす→疲労困憊で寝落ち
(これを小1時間)
<結論>
明らかに月経困難症
更新日:2020年9月8日
実録!月経困難症!ピルを飲む決断をしたのは正しかったと思った話です。
それは突然
ストレスフルな5日間を経て「やーれやれ」とひと息。夕食のコールスローを食べ終え、ざるうどんを食べ終わりそうな、その時!>> とんでもない吐き気 <<
コールスローを食べ終えるときに「?」の予兆はあったのですが、まさか「いつもの発作」とは思わず、「気のせいかな?」と残りのざるうどんに手を伸ばす私。
コールスローもざるうどんもいずれもセブンイレブンで購入したもので、ホテルの部屋でひとり落ち着いて食べていました。
そこに何のストレスもない。
片付けもひととおり終わって「ホッ」とした瞬間でした。
そこに来た「とんでもない吐き気」。
「おい、待てよ。もう少しでうどんを食い終わるところだよ」
と自分をなだめたところで吐き気は収まるどころか、強まって来ました。
むしろ時間の経過とともに「上から出るか下から出るか」分からない状態にまで発展。
私が最初に考えたのは「食あたり」でした。
韓国で一度、夜中に「吐くわ、下すわ」のお祭りにあったことがあるのです。
それに似た感じでした。
その「食あたり」は、同席された方も同じような症状に見舞われており、ふたりして次の日ぐったり。
お世話になっていた韓国の皆さんにご心配をおかけしてしまいました。
今回の収まらない吐き気の中、ここ1週間で食べたものを思い出したものの思い当たるものはありません。
「食あたり」になるとすれば前日食べたものが「あやしい」と思わないといけませんが、特になし。
そもそも「食あたり」なら、食後数時間で起こるはずです。
だから今回は「食あたり」ではなさそう。
這う這うの体でトイレに移動し、吐きの体勢を整えるも「違う」。
「まさか下から来るか?」と可能性を考え、やっとの思いでトイレに着席。トイレに着席するのもかなり時間がかかっています。
普段とは明らかに違う、この段階で疲れ切っています。
しかし、収まらない吐き気に引き続き、頭から足のつま先まで体全体から「玉のような汗」が出てきました。
息をするのも一苦労です。
いつの間にか 「ヒッ・ヒッ・フー」 のラマーズ法へ移行。
「ヒッ・ヒッ・フー」の呼吸法で知られる自然分娩法のひとつ
ラマーズ法(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ラマーズ法
「ヒッ・ヒッ・フー」でないと呼吸ができんのです。
当然、まともに座っていられないので前かがみの体勢です。
さらに玉のような汗は止まらず、寒気すらしてきました。
やっとの思いでバスタオルをつかみ、汗をぬぐいます。汗を拭かないと冷えるのです。
「ポタポタ」と床に落ちたときの汗の音だけが耳に響きます。
>> 私が何したってんだよ! <<
現在の段階で風邪を引いたら、間違えなく「コロナ」を疑われてしまいます。バイトできなくなったら、即収入ゼロです。
風邪を引かないために、置き薬で出会ったマイ常備薬「ネオ真治」を買いだめしているくらいですからね。
まだまだ収まらない吐き気と冷や汗、かつ前のめりの体勢の私。
いつの間にか、疲れ切って寝落ちしてしまいます。
ものすごい眠気に襲われるのです。
>> この感じ、まさか!! <<
そう、吐き気からのこの一連の流れ、実は何度も経験していました。
生理直前の「今から流血開始!」という段階で、同様の流れを経験していました。ピルを服用し始める前の話です。
大学院生の頃から、いきなり生理が重くなってしまった私。
何度もこの発作を繰り返していたものの、早朝に起こることが多く、何とかひとりで対処できていました。
あるときは、大学のトイレの冷たい床にひっくりがえって、身体の中の嵐が過ぎ去るのを待ったこともあります。
でも屋内だったのです。
ところが、岡山県で有名な蒜山(ひるぜん)へ調査に出かけた際、あろうことか道中の車内で発作が発生。
途中のドライブインでトイレに駆け込むことになりましたが、自分では真っすぐ歩いていたつもりのその姿は「ものすごいよろよろしていた」と後輩談。
掃除のおばさんにまで心配された私は、発作が収まるのを待ってやっと立ち上がることができました。
引率の先生や後輩の皆さんには、長い間お待ちいただくことになってしまい、本当に申し訳ありませんでした。
と思っていたら、いつも元気印の私が突然このような姿をさらしたことが逆にショックだったようでして「とりあえず生きていた良かった」状態。
蒜山に到着したものの、私だけは大学の宿舎で待機。
ふとんから天井を見続けるばかりでした。
毎月、何度も同じことを繰り返していた私は、この段階で「これ、生理が終わる何十年も、同じことを毎月繰り返すことになるのだろうか?」と自問自答していました。
>> イヤだ!<<
「きっと私ひとりだけの問題ではない」
「何かしらの対処方法があるはず」
何もすること無く蒜山から戻ってきた私は、速攻で「月経困難症」対策について調べ始めるのでした。
「月経困難症」という言葉すら知らなかった
簡単に「月経困難症」と言いましたが、蒜山の段階ではそのような言葉あることすら知りませんでした。しかし、生理が重すぎること、ニキビは異常に出ていることは、何らかのトラブルが自分の身体に起こっていることは間違いありませんでした。
そこで出会ったのが「ピル」という解決策でした。
当時は「避妊薬」のイメージが強かったピルですが、結局は「ホルモン剤」なので、重い生理を解消とはいかなくても、生理によって生じる身体の変化を緩和してくれるとのことでした。
もちろん、人工的につくられた薬なので良い面もあれば「悪い面」もあります。
とりあえず血栓症のリスクが高まります。
このあたりのリスクとメリットをどう考えるか、実際にピルを飲むかどうかは、必ず専門の先生と相談しなければなりません。
私の場合も調べに調べ上げた結果、岡山中央病院セントラル・クリニック伊島にある「婦人科」金重恵美子先生がピルに関して岡山県内で一番であることを確信しました。
婦人科(セントラル・クリニック伊島)
https://www.kohjin.ne.jp/hospital/ishima/shinryou/fujinka.html
すぐに予約。金重先生は大人気なので、予約しないと受診できません。飛び込み受診は1時間も2時間も待たされることになります(経験者談)。
一度、受診すると次からは診察券番号と生年月日だけで「web予約」ができるようになりますので、ご安心ください。
患者様向けWEB予約システム(岡山中央病院)
http://cci.aelyoyaku.com/login#w1
優しい語り口で私の話を聞いてくださる金重先生。押しつけや勝手な思い込みでこちらを判断しない姿勢。すっかりファンになりました。
こうしてピルを服用することになった私は、年1回は内診と血液検査を受けており、体のメンテナンスとして定期的な受診を継続しています。
油断するとまだ発作が!
ピルを服用して20年以上になり、ピルが「更年期障害対策」になる年齢を迎えても未だ油断すると「発作」が出るということです。確かに、ピルの飲み始めも吐き気があったのですが、それは吐き気だけで過ぎ去っていきました。
生理前発作は、大量の汗と一瞬の「気の失い」を伴いますので、自分で分かります。発作の前に「来るな?」と気付くので、動けるうちにトイレに移動することができました。
ところが今回、すっかり油断していました。
おそらく数年単位でこのような発作が無かったからです。
ストレスフルな約1週間と生理前が重なったのが原因でしょう。
自分ではストレスと思っていなくても、身体はしっかりストレスと認識していたらしいのです。
で、ほっとして気持ちと身体は緩んだところで今回の「発作」。
道理。まさしく道理。
すべての片づけを済ませて、
「これで終わった~」
と何かの糸がプツンと切れたときだったのです。
まさかその後、小一時間トイレにこもってしまうとは、思いもよらないことでした。
しかし、毎回そうですが、この小一時間が過ぎ去ってしまえば身体がだるい、フシブシが痛む、などはケロッと無くなってしまうのです。
今回は相当のストレスだったことからか、次の日1日中、お腹がシクシク鈍痛。
「やっぱ寄生虫でもおったの?」という不安のなかでもバイトをこなしたら、次の日から全快しました。
これが「月経困難症」か~
ひさしぶりだったので油断していました。
本来、生理はそれほど痛みを伴うものではない
生理痛は体の異常を知らせるサインでもあります。
治療で症状が治らない場合は、
低用量経口避妊薬というホルモン療法を行います
ひどい生理痛(激痛、下痢、吐き気)の原因、月経困難症とは(NHK)
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_674.html
ただし、この「発作」は私個人のもので、他にも症状のある女子がたくさんいることでしょう。
ホルモン剤であるピルを使わずに治したい方もおられるでしょう。私も最初は同じ気持ちでした。
しかし、自分では何とかできないほどの症状と毎月の発作が今後何十年も続くことを考えると、今できる最善の方法を探してみるのもひとつの手です。
まったく生理痛の無い女子だった私が、大学院生のときから急に月経困難症となったのには自分では気づかない何かしらの理由があった。
それを「しょうがない」と見逃していたら、私の「生活の質」は毎月激落ちする日を受け入れるというストレスは膨大でした。
金重恵美子先生という素晴らしい先生との出会いが、今の私の生活を支えてくださっています。
とはいえ「ピル飲んでいても、発作あるやん」というご指摘ごもっともですが、飲んでいなかったら「毎月発作」と思うとゾッとします。
何が一番の解決策か分かりませんが、私の解決策が「ピル」だっただけの話です。
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