Revolutついに日本始動
2018年6月19日登録
新しい銀行の形「Revolut」
ついに日本上陸!
<結論>
これと言った特徴なし
<良い点>
・世界で使える銀行口座を持てる
・外貨両替が簡単
・使い捨てバーチャルカードが使える
・無料アカウントなら月75万円まで海外送金の手数料が無料
<残念な点>
・暗号通貨が購入できない
・端数おつり貯蓄できない
・高利息貯金(最大年1.05%)はイギリス在住者のみ
Revolut(日本語)
https://www.revolut.com/ja-JP
更新日:2020年5月2日
ついに日本上陸、銀行の黒船こと「Revolut」。さっそくアプリを開いてみたら…の話です。
長かった2年間
「Revolut」という革新的なバーチャル銀行を知ったのは2年前のことです。「フィンテック」という言葉が世界の流行となり、盛り上がっていた頃です。IT化の波は「自動化」を加速させ、
今まで「人」がやっていたことを「IT」が代わりにやるという、第二の産業革命が起こったわけです。
世界とは裏腹に人口減少が加速化する日本の現状において「人手不足」は目に見えた未来であり、IT化、機械化がその助けとなることは明らかです。
当時「フィンテック」で盛り上がっていたものに「ロボアドバイザー」があります。資産運用を「ロボアドバイザー」に任せる方法です。
「ロボアドバイザー」のプログラムは、結局の所、人間が作るわけですが、人間の感情が邪魔してしまう「損切り」などは、
冷静に数値でざっくりぶった切ってくれるありがたさにつながります。個別株投資で1番難しい「損切り」。
頭で考えると相当簡単なことなのですが、実際に「自分のお金」を10万円近く投入しないと、その難しさは実感できません。
「フィンテック」「ロボアドバイザー」のマジックワードに私が飛びつかないわけがなく、すぐに「THEO(テオ)」に口座開設。
THEO
https://theo.blue/
月1万円からの積立投資を始めたのでした。
ところがそんな私の目の間にあらわれた「第二のロボアドバイザー」があります。WealthNaviです。
WealthNavi
https://www.wealthnavi.com/
WealthNaviは、開始当時は最小投資金額が100万円からだったのですが、10万円に劇的な引き下げをされていました。
さらに、WealthNavi創始者の柴山さんの経験と想いに共感した私は、WealthNaviでも口座開設し、THEOと同じように積み立て投資を始めたのでした。
THEOとWealthNavi、片方を止めるとしたらどちらにしますか?
結論から言うと、リターンが良かったのに「THEO」を退会しました。トップの顔が見えにくくなったことと、
投資対象とその投資方法が非常に複雑だからです。THEOとWealthNaviを比較してみてください。WealthNaviの投資対象の単純さに驚くことでしょう。
とはいえ、それがTHEOとWealthNaviの明確な違いであり、それぞれのサービスの特徴が現れていると言えます。
40代のおばさんとしては「自分が分からない、理解できないものには手を出すな」ということ、さらに他の投資も始めたこともあり、
最終的な判断として「THEO」を退会するに至りました。決して「THEO」のリターンが悪かったのが理由ではないです。
パート給料の入りがもう少し良ければ、THEOはそのまま継続していたということです。
つい「純金投資」始めちゃったので…てへ。
フィンテック、IT化の波「銀行」へ
私が印象に残っているのは、Forbes Japanのフィンテック特集です。その特集では、これから流行るであろう海外のフィンテックスタートアップ企業がめいっぱい紹介されていました。
確か日本の会社は無かったか、あっても少なかったと思います。
そのなかで私の印象に残ったのが「おつり投資」、「海外送金:Transferwise」そして「未来の銀行:Revolut」でした。
おつり投資は、他の買い物をした時の端数を自動的に貯金するシステムです。
私は、いったん「トラノコ」に口座開設して利用していたのですが、利用料金が高すぎて退会しました。
トラノコ利用額:月300円
私には高すぎました。せっかくの岩清水の一滴で集めた300円が丸々、手数料で引き落とされるのですから…
(もしくはドモホルンリンクルのあの一滴)
おつり投資「月3,000円」として、10%の月300円が手数料というのは、個別株投資でも難しいリターンです。
ところがその後、WealthNaviに「マメタス」というおつり投資アプリが発表されました。
このことにより、毎日100円ずつ積立して、投資に回すことが簡単にできるようになり、当初の目的だった「おつり投資」が続けられるようになりました。
つまり、マメタスの利用で、WealthNaviの毎月の積立金額に少し上乗せされる形となります。
次のフィンテック「海外送金」ですが、Transferwiseの考え方には心底驚かされたものです。
海外に送金するなら、送金元と送金先が一致しているグループをシャッフルし、現地間で送金し合えばほとんど無料で送金できるというアイデア。
どういうことかと言いますと、
「日本→米国」
「日本←米国」
の矢印の方向に送金したい2グループがいるなら、日本なら日本で、米国なら米国間で送金しあいましょうということです。
日本ー米国
↑↓ ↑↓
日本ー米国
「あったま良い〜」痺れましたね。
ところが、このTransferwiseの送金サービスがもっと使いやすい形で存在することに気づきました。「PayPal」です。
わざわざTransferwiseに新しいアカウントを作らなくても、今あるPayPalアカウントで海外送金できるんです。
私はこれまで、イギリス、ロシア、オランダから送金されましたが、いずれも高くて300円ほどの手数料で済みました。
【40代の海外送金】海外送金、銀行口座間はもう選択肢にありえない時代になりました
海外のネット決済はすべて「PayPal」で済ませていますので、着金したお金を支払いに当てることで現金化する手間も省けました。
「いや〜PayPal便利!」
そして最後の「未来の銀行:Revolut」。イギリスの銀行口座がアプリで作れて、暗号通貨の購入や外貨両替を好きな時間にすることができる上、おつり投資も可能。
って、この段階で気づかれる方、多かろうと思います。
Revolutの良さが際立たなくなってる!
そう、私が2年前に感じたフィンテックのひとつとしての「Revolut」の良さをすべて別のサービスで代価できてしまっているのです。<良い点>
・世界で使える銀行口座を持てる
・外貨両替が簡単
・使い捨てバーチャルカードが使える
・無料アカウントなら月75万円まで海外送金の手数料が無料
<残念な点>
・暗号通貨が購入できない
・端数おつり貯蓄できない
・高利息貯金(最大年1.05%)はイギリス在住者のみ
まず、銀行口座については「楽天銀行」と「住信SBIネット銀行」を利用しており、特に楽天銀行については、すでに生活の一部です。
しかも、楽天銀行をきっかけにそれまで紙の通帳を利用してた他の銀行もすべて「アプリ」で利用するようになりました。
で、世界で使う銀行口座が原段階で必要なのかという話になります。必要ないのです。Paypalとクレジットカードがあれば問題なし。
外貨両替は、クレジットカードで支払えば良いだけです。また、外貨購入として「ドル積立」を毎日「住信SBIネット銀行」でしています。
住信SBIネット銀行は「片道20銭」という他行を圧倒する激安価格でドルが購入できます。考え無しの私はニコニコ「毎日積立」です。
海外送金は、もう「PayPal」一択ですね。
送金はしたことないのですが、送金されたことのある私が感じた楽さ。きっと送金てくれた方も同じように思われたのではないでしょうか。
残念な点である「暗号通貨の購入」。
本家イギリスではRevolutアプリでできることのひとつです。ところがこれについても、すでに「楽天ウォレット」で解決済。
毎日のビットコイン価格に合わせて、170〜500円の幅を持たせた手動毎日積立をやっております。
<ビットコイン 積立>
90-100万円: 170円
80-90万円: 250円
70-80万円: 400円
70万円以下: 500円
「おつり投資」は先ほどご紹介したWealthNaviでの「マメタス」で満足しております。
高利息預金(最高年1.05%)は、楽天銀行で代用していると言っても良いでしょう。現在「金利0.1%」という普通銀行の100倍の利息がついています。
年1.05%には敵いませんが、大満足。
まとめ
つまり、Revolutの現在の日本でのサービス状況を見ると、私にとっての良い点としては「使い捨てバーチャルカードが使えること」しかないことになります。ほかに家計簿サービスもあるのですが、これはいったんRevolutにお金を入れ、Revolutから出入金することで自動的に記録されたり、貯金ができるものです。
まず、しない。楽天銀行があるからです。
という訳で、今の段階では「Revolutアプリ
を私が積極的に利用するシーンは無いということになります。
強いて言えば「使い捨てバーチャルカード」を使うときくらいでしょうか?
でもこれは「PayPal」で支払えば良いだけのことでわざわざ「Revolut」にいちいち入金する手間が面倒です。
PayPalですと、使った分だけ引き落とし。
Revolutは、先に入金して、そこから引き落としなので、どうしても残金が出てしまうのです。
とはいえ、日本のギッチギチの法律のなかで、ここまで駒を進めることができた「Revolut」さんには拍手です。
今後の展開に期待しています。
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