屋久島のゴキブリとろい
6度目の屋久島
部屋に虫がいるのは当たり前
ゴキブリはさすがに何とかしたいが
<結論>
動きが鈍いので、すぐ捕まえることができる
更新日:2019年9月2日
屋久島の宿泊先の部屋でゴキブリ発見。あっさり捕まえることができた上、キャッチアンドリリースは間違いではなかった話です。
6度目の屋久島
2013年から毎年屋久島に来ております。
学生実習のお手伝いなのですが、6回目となると「屋久島という神秘の島」という特別感はスッカリ消え去ります。
代わりに毎年宿泊させていただく宿泊先の方々が親戚のような感じになります。つまり、屋久島に行くというより、年に1回の親戚まわりのような気持ちになってしまいました。
いつもの屋久島、いつもの宿泊先、いつもの部屋。特別感が薄れるのは当たり前です。
私が毎年、屋久島に行っていることを話すと、人からかなりうらやましがられます。
ところが、私としてはすでに「親戚感」があふれているので「そんなに?田舎だよ」とつい本音が出てしまいそうになるのをグッとこらえるのが大変です。
岡山県から屋久島までの行き方とお値段
私の住む岡山県から屋久島までは、時間としては最短4時間で行けます。飛行機を使うコースです。
<岡山ー屋久島>最短 4時間
岡山駅ー博多駅(2時間半)新幹線
博多駅ー福岡空港(5分)
福岡空港ー屋久島空港(1時間)
<お値段>片道 26,380円
10,970円:岡山駅ー博多駅(2時間半)新幹線
260円:博多駅ー福岡空港(5分)
15,150円:福岡空港ー屋久島空港(1時間)*
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26,380円(往復 52,760円)
*福岡空港ー屋久島空港の飛行機は「JAL」しか販売されていません。しかも行きと帰りでお値段が違います。
<JALウルトラ先得>出発の3ヶ月前に予約
福岡空港→屋久島空港(行き):18,100円
屋久島空港→福岡空港(帰り):12,200円
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合計 30,300円(片道あたり15,150円)
<2019年スケジュール>JAL
(1) 行き:JAC3671便
福岡 13:05発 → 屋久島 14:15着
(2) 帰り:JAC3672便
屋久島 13:35発 → 福岡 14:40着
「岡山駅ー博多駅」の新幹線のお値段が通常料金よりお安いことにお気づきになりましたでしょうか?
「岡山駅ー博多駅」新幹線の通常料金は、
片道 11,880円です。ところが、EX予約を使えば片道 10,970円で購入できます。
EX予約運賃ナビ
https://ex-ic.jp/navi/member/sp/
Yahoo!路線情報
https://transit.yahoo.co.jp
EX予約すれば、通常料金よりも片道 910円(往復1,820円)もお得です。しかも、このEX予約は「指定席」のお値段です。
EX予約は、新幹線の予約が1年中お得な価格で予約できるJRのサービスです。
EX予約
https://expy.jp/sph/index.php?
お安く利用できる代わりに、EX予約は、スマートEXとは違い、料金支払い専用のクレジットカードを作成する必要があります。
しかも、その新しく作成したクレジットカードの年会費 1,080円とEX予約自体の年会費 1,080円の「合計2,160円」が必要です。
*消費税の値上げにともない、2019年10月1日から年会費1,080円→1,100円(税込)になりました
年会費が2重にかかるので「損する」ように思われますが、年1回、岡山駅ー博多駅を往復するだけでほぼ元が取れます。
また、年1回「岡山駅ー東京駅」を往復される方も、同様に1回で元が取れます。まず、EX早得21で片道 13,000円が利用できます。
「岡山駅ー東京駅」 は、EX予約の往復の片道 14,760円、通常の片道 16,010円です。
<岡山駅ー東京駅>EX予約
13,000円:EX早得21
14,760円:EX予約(往復の片道分)
16,010円:EX予約(通常の片道)
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16,300円:通常の片道料金
これでEX早得21がいかに安いか、また、年1回の岡山ー東京往復でEX予約にかかる年会費の元が取れることが分かります。
つまり、年1回、岡山から東京と博多に行く私は、EX予約を契約した方がおトクということです。乗車するときは、専用のカードで新幹線でもタッチアンドゴーです。
また、九州方面へ行く場合は、新幹線の種類は「さくら」を選んでください。指定席は自由席より座席の間隔が広めに取ってあります。
さらに指定席ですので、進行方向の一番前の座席を予約しましょう。充電できます。
私は、目的地まで1秒でも早く到着したいがために新幹線と飛行機を利用していますが、
・岡山ー博多を夜行バス
・鹿児島まで新幹線で行き鹿児島から屋久島までフェリー
・新幹線を「青春18きっぷ」で普通の電車を利用する
などの方法もあります。
「青春18きっぷ」以外の方法は、私も実際に試したのですが、結局は「飛行機」が私にとっては「安くて早い」「屋久島に到着前に身体が疲れない」ことから一択となりました。
避けて通れない虫問題
屋久島は「神秘の島」と言われていますが、実際に滞在していると「虫の島」としか思えない場合が多々あります。
いや「虫だけ」ではありませんでした。虫が嫌いな方は、まず宿泊することすら無理ゲーです…
【閲覧注意!】屋久島でできれば遭遇したくない虫(屋久島ガイド島あそび)2019.4.25更新
https://yakushima-asobi.com/blog/nature-information-yakushima-information/insect002/
私が宿泊させていただくところは、個室があり、さながらロッジのような離れのつくりになっています。屋久杉の壁に、ユニットバス。エアコン・テレビが完備されており完璧。
「これ以上文句なし」の別宅ですが、ただ1点、気をつけるというか慣れないといけないことがあります。
それが先ほどの「虫」と「虫だけじゃない何か」がたくさんいることです。
私が部屋に入ったときにトイレで出迎えてくれたのは、「ゲジゲジ」と「ヤモリの子ども」でした。同時にいました。
「ゲジゲジ」は体長5cmほど、ヤモリの子どもは3cmほどでした。おそらく、排水溝からよじ登ってきたようです。
それでも彼らは、こちらが入ってきたことに気づくと自発的に移動してくれますし、ほかの虫を食べてくれるので「共存」しています。つまり、そこにいても無視します。
朝はいなかったのに…
*注意*
決して掃除が行き届いていない訳ではなく、スキマから勝手に入り込んでしまうため、どうしてもこうなってしまいます。虫たちの住処に私たちが入り込んでいるからです。
ベットのある広間には、飲食OKですが、すぐアリがたかるので、食べ残しや甘いものは部屋の外に備え付けてあるゴミ箱に入れるよう掲示されています。
この掲示に対する私の対策は、チャック付きの袋とジップロックです。
日焼け止めや歯磨き粉はチャック付きの袋に入れ、おやつはジップロックで匂いがもれないようにします。
そのため、お菓子は個装されたものが便利です。食べたらすぐに外のゴミ箱に移動します。
次に部屋に戻って見つけたのが「カメムシ」です。
ベットのシーツの上を歩いていました。幸い、シーツが白色、カメムシが緑色だったので、すぐに見つけることができました。
さすがに強烈な臭いを出すカメムシとは共存できません。ティッシュに包んで外に持っていきリリースしました。
まさかコイツまで部屋に入ってくるとは…
宿泊先での食事は、自炊です。
学生さんと買い物に行き、学生さん主体で食事の準備をします。その際に、よく目にするのが「サツマゴキブリ」です。
「屋久島に行きたい!」というくらいの学生さんたちですので、この程度では驚きません。むしろ、観察するために捕まえています。
サツマゴキブリは、普通の家庭で見られるゴキブリよりも黒光りがするゴキブリです。
見た目は、ダンゴムシを大きくして足がゴキブリです。こちらに発見されると逃げますが、普通のゴキブリよりも確実にスピードが遅いです。
普通のゴキブリが「シャーッ」だとすると、サツマゴキブリは「こそこそこそ」。すぐに姿を隠す普通のゴキブリよりも、確実に目で追いかけることができます。
見た目の黒さとダンゴムシ感とのっそりした動きで割と「怖くない」のが現状ですが、虫が怖い人にとっては逆に「恐ろしく」感じてしまうかもしれません。
私も部屋の外で見たときには「何も思わなかった」のですが、ベットの脇を「こそこそ」動いているのを見つけたときは、さすがにビックリしました。
逃げていったので「まあいいか」と思いましたが、逃げていった先の荷物の下を見ると「まだいる」のでした。
逃げる気のない緊張感のカケラもない状態。
ベットの脇なので、夜中に顔を歩かれると「嫌かな?」と思った私は、満を持してティッシュでつかむことにしました。
部屋の脇には、ゴキブリ用?の虫退治セットが置いてあるのですが、それを使うのも面倒くさいのでした。
一度は逃したものの、動きがのろいので二度目でキャッチ。キャッチされてもジタバタすることもなく大人しいサツマゴキブリ氏。
そのまま外に持っていき、リリースしました。
まさかの一匹1,000円
ネットでサツマゴキブリを調べてみますと、ペットとして飼育される方がおられることが分かりました。
さらに驚いたのが、そのお値段。
一匹1,000円もするのだそうです。
サツマゴキブリの飼い方や飼育方法は?販売値段はいくら?(生物モラトリアム)2017.08.01
https://namamono-moratorium.com/satumagokiburi-2532
これなら屋久島で旅費が稼げそうです。
さらに「繁殖力」も普通のゴキブリよりも低いそうなので、キャッチアンドリリースして良かったです。
まとめ
「神秘の島 屋久島」、ヤクスギや千尋の滝、白谷雲水峡にモッチョム岳。
大自然と満喫するなら、そこに生息している生きものたちとのふれあいもできます。ヤクシカ、ヤクザル、ヤクビルにウミガメ…
そんなメジャーな生きものよりも身近なのが、宿泊先で遭遇する生きものたちです。なんせ一緒の部屋で生活しているのですから…
有効な対策としては「ハッカスプレー」です。
北海道では「ダニ」、屋久島では「ヤクビル」対策にもなる優れものです(経験者談)。このハッカスプレーを排水溝とその周辺にスプレーしておきましょう。
これで「ある程度」の対策になります。
ただ、蚊は仕方ないとしても、カメムシやサツマゴキブリが部屋にいたら、怖がらず、そっとティッシュに包んで「キャッチアンドリリース」を。
虫たちと共存しているのは「普通なこと」として屋久島に滞在しましょう!
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