研究倫理教育修了
倫理教育の是非が問われる
倫理教育を受ける必要あり
ネットで受講できる時代だと!?
<結論>
1-2時間ほどの講習
5年間の有効期限
更新日:2019年6月5日
4月から新しいバイトが増えました。
このバイトは、事務処理をともなうため「APRIN eラーニングプログラム (eAPRIN)」を受講して修了証を取得する必要があります。
「APRIN eラーニングプログラム (eAPRIN)」は、研究倫理教育を徹底するためのプログラムです。
APRIN eラーニングプログラム (eAPRIN)
しかもこのプログラム、単に受講するだけでなく、小単元ごとに小テストがあり、それぞれの小テスト80点以上で合格です。
小単元ごとの内容を読み終えるのに「10分から15分」かかります。単に読むだけでは無理です。理解しながら読まないと小テストに合格できないからです。
当初「2時間」はかかると言われたこのプログラム、私は1時間ほどで終了することができました。
その理由とは?
新しいバイトが増えました
実はそれまで空いている時間があったのですが、その時間は「すげの会」の活動に充てていました。実際、この時間があるから「すげの会」関連の仕事をこなせていた状況です。
むしろそのために空けていたということです。
来年3月でいったん「すげ活動」を終了というか修了することにしたので、この時間に余裕ができることになるなあ~と思っていた矢先に、今回のご指名があったのでした。
新しいバイト内容はこれまで携わったことのない「事務処理」も含まれていました。
実験関連なら経験があるので何とかなりそうでしたが、やったことのない事務という仕事内容に、かえって迷惑をかけてしまうことを恐れ、一度はお断りしました。
ところが、実際に周囲の皆さんにお会いしたり、お手伝いする方にお話を伺ったところ、メインで事務をするのではなく、メインでされている方のお手伝いという立ち位置であることが分かりました。
担当の方の「大丈夫!」という力強いお言葉をいただき、「それならばお手伝いさせていただこう」と重い腰を上げたのでした。
今年は別の大仕事があった「すげの会全国大会」
最初にお断りした理由として、迫りくる「すげの会全国大会」がありました。今年は、大会実行委員長として全国大会を開催する立場です。
大会実行委員長と言っても、実行委員は私だけです。
そのため、大会の立案から現地と観察会地点の確認、ホテルの手配、募集要項の原稿作成と送付、申し込み受付、保険の加入、当日のスケジュール作成、発表者とのやりとり、大会プログラムの作成とホチキス止めにおやつの準備などなど一人でこなしております。
幸い、観察会を開催するコースを熟知されている方の力強いサポートがあるので、観察会当日のことは心配することはないのですが、お弁当の手配や参加してくださる皆さんの現地までの移動手段を確保しなければなりません。
観察会の現地までの移動手段について、当初は貸し切りバスを考えておりました。
ところが、現地までの道幅が狭いうえ、ネットから各バス会社に問い合わせをお送りして返信があったのは1件のみということで各自の自家用車かレンタカーに変更。参加者の皆さんにご不便をおかけすることになりました。
「まあ参加者が少なければ何とかなるわい」
と思ったのも束の間、最終的な参加者は現地の方も含めて50名が集まることとなりました。私一人があれこれやるので、20人くらいがさばききれる適当サイズなのですが予想外の大人数のお申込みをいただき嬉しい悲鳴となりました。
この準備と新しいバイトをするかどうかの判断が重なり、新しいバイトを一度はお断りしたというわけです。通常の「すげの会業務」プラス「全国大会開催業務」プラス「新しいバイト」なので、弱気になったのですね。
全国大会は、ついに今週末が開催となり、もう準備としてはやり尽くしました。ある種の「諦めモード」に入っております。あとは、当日のスケジュールがうまくいくように立ち回るだけです。
新しいバイト
新しいバイトの方も、研究室の皆さんに快くお迎えいただき恐縮しております。実際は、訳の分からないおばさんが突然乱入してきて、さぞ内心お困りではないかと心配しております。
初めてのこととなる「事務」ですが、1ヵ月経った今、やっと全景が見えてきた感じです。ところが、私の性格上、うまくいけばいくほど「絶対に何か間違っていることがある」という実感がわいてくる私です。
そう思っていたら、実際に懸念した間違いがみつかりました。この間違いが見つかったことで逆に「今後は大丈夫」という変な自信がわいてくるのが自分でも不思議です。
なぜかというとこの新しい分野で自分がどう間違えやすいのかという「間違いどころ」が見えたからです。
自分で自分のことを理解するのは相当難しいですが、自分の間違いをしやすい点を見つけるという経験ができたことに感謝しているわけです。
APRIN eラーニングプログラム
そんな私の次なる課題が「研究倫理教育」です。
研究やある種の事務に携わる方々すべての皆さんが受講されているプログラム「APRIN eラーニングプログラム」です。APRIN「エイプリン」と読みます。
「APRIN eラーニングプログラム」は、研究や事務が適正に行われているかどうか、個人で判断できるようになることを手助けするプログラムです。
プログラムは一つだけでなく、研究者、学生、事務とそれぞれの立場と分野に合わせてコースが選べるようになっています。
私が選択したのは、
「コース(A)JST事業者コース(生命医科学系)2018~カリキュラム」
です。
このカリキュラムは、8単元が設けられています。それぞれの単元で小テストがあるというわけです。
生命医科学系ですので、研究に対する意識から周りとの連携、会計処理に至るまで具体的な事例を挙げて「正しい判断とは何か」を自発的に考えさせるようになっています。
単元ごとの解説は、本当に良くできていて事例が起こる背景とそれに至った周囲の環境が大変クリアにイメージしやすくなっております。
こういった学習にありがちな「机上の空論」でないのがポイントです。
私としては「読み物」として楽しむことができたのが事実です。単元ごとに読み進めるうちに、新たな発見や気づきがありました。
そして、懸念された単元末にあるテストですが、これがあっさりクリアできるのです。
問題は10問もありません。最初は1問くらい間違えるのですが、何度でも挑戦できるという安心感が逆に正答率をあげているような気がします。
いきなり最初から100点のときもあり、喜びもひとしおです。
そして「2時間かかる」と言われたコースを「1時間ほど」で終わらせることができました。終わった瞬間は「これで終わり!?」というあっけなさでした。
といいますのも、8単元を済ませたら、新たな単元があると思い込んでいたからです。良い意味での裏切りだったのです。
なぜ早く終わらせることができたのか?
あっけなく終わった「APRIN eラーニングプログラム」でした。しかし、なぜ短時間で終わらせることができたのでしょうか?振り返りながら考えてみました。
そこで出した結論が「フォトリーディング講座」を受講したことです。
「フォトリーディング講座」は、ある種の読書法です。読書の目的を明らかにして読み進めることで、必要な部分のみを頭の中でつかみとる方法です。
「読み進める」前に大事なのが、本全体を読むのではなく「本文を頭の中に画像として取り込むこと」です
。文字を読まずに画像として頭の中にコピーしているからこそ、必要な部分のみを自動的にピックアップできる画期的なシステムです。
もちろん、特殊な読書法という「技術」ですので、先生に正しい方法を習う必要があります。それが「フォトリーディング講座」です。
フォトリーディングとは(アルマクリエイション)←神田正典さんの会社です
*神田さんは一流のマーケターです。
*大前研一さんの本の次に読むべき本が分かる指南ムック
私は勝間和代さんが講師のときに受けることができました。いや、勝間さんが講師をされていたから受講したと言っても過言ではありません。
*何度読んでも何かしらの学びがあるスルメ本
フォトリーディング講座「10万円」
そんな「フォトリーディング講座」ですが、受講料なんと「10万円+消費税」です。2日間で10万8千円でした。勝間さんが自ら選んでくださったお弁当代込(笑)。
私は岡山から東京開催の参加でしたので、岡山-東京の往復と宿泊費が追加されます。これを出せるかどうかが大きな分かれ目です。
当然、参加して良かったことは測り知れません。
なま勝間さんとお会いできたことはもちろん、フォトリーディングという技術の素晴らしさ、そして、普段では絶対出会えないような方々と知り合いになることができました。
普段では絶対出会えないような方々とは、有名企業の方、お医者さん、小説家さん、留学を控えた高校生、海外にお住まいでわざわざ講座を受けに来られた私以上に熱心な方・・・
今思い出しても胸が熱くなります。
フォトリーディングという技術の素晴らしさは、それだけで終わりではなく、そういう技術を習得することで読書の方法が変わったことにあります。
今までは、最初から読み進めるだけしか知らなかった読書が「目的を持って読む」という意識になると読み方が変わるという体験をしたのです。
修了証は、勝間さんが私の名前を自筆で書いてくださいました。
今でも机に飾って毎日眺めています。
そして、今回、私が挑戦することになった新たな分野での手助けをしてくれたのも「フォトリーディング講座」のおかげということになったのです。
APRIN eラーニングプログラムでフォトリーディングをどう活かすか?
では私は、具体的にフォトリーディングを「APRIN eラーニングプログラム」でどのように活用したのでしょうか?
答えは簡単でして、目次からその単元が読み手に「何を求めているか」「何を理解して欲しがっているか」「その単元で一番大切なこと」を意識して読み進めただけです。
文章自体は短いので、最初に全体をざっと見ることはせず、フォトリーディング感覚で答えを探していきました。
答えを探しながらも、興味を持った段落も頭に残っているものでして、それがテストに出ることもしばしば。やはり、目的意識を持って読むことは「戦略的な読書」につながることを実感しました。
まとめ
思わぬ「フォトリーディング」技術の後押しで、APRIN eラーニングプログラムを短時間で修了することができました。
「フォトリーディング講座」に興味を持たれた方もおられると思います。しかし、その受講料10万円を考えると躊躇してしまうのも確かです。
私も勝間さんが講師でなかったら素通りしていたところです。
そんな私のような方におすすめなのが、開発者ポール・R・シーリィさんのフォトリーディング本です。
私は受講前にこの本を読み、受講するとさらにもう1冊新しい本をいただきました。受講者にもわざわざ配布するということは、それほど重要なエッセンスがこの本に入っているということです。
事実、フォトリーディング講座で配布されるのは「すっごく薄いテキスト」です。そのため、受講後、ポールさんの本を改めて見直してうなづくことが多々ありました。
「フォトリーディング講座」に興味を持たれた方は、一度読まれることをおすすめします。
<関連ページ>