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俺の20年の真価が問われる瞬間…

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海外は荷物を送りたい

箱が重すぎ運ぶの面倒

何とかならんか…



<結論>

EMSなら郵便局の集荷あり


更新日: 2019年2月21日

今年度で退官される教授のお手伝いで、海外の標本庫からお借りした植物標本を返却しております。

「返すだけなら簡単じゃん」

という話なのですが、長期間経ってしまった場合、担当者が変わっている可能性が高く、返却先の開拓から初めています。

例えば、ハーバード大学標本庫からお借りしているのは分かるのですが、どなた宛にお送りすべきか分からないという話です。

どなた宛にお送りしたら良いのかは、意外と重要です。

担当者でない方に届いた場合、その受け取られた方が担当者を探すことになりますし、そもそも受け取られない可能性も考えられます。

と言いますのも私がお送りした荷物は
「日本から返却された標本」
として扱われます。

私がお送りした荷物がいきなり「日本を代表する」ことになります。

私のやり方がよろしくない場合「こんなんじゃあ、もう日本には標本を貸さない」という判断をされるかもしれず、大いに気を使わなければなりません。

そもそも返却期限が過ぎているので尚更です…


まず、現在の担当者を探す【NYBG】

とりあえず、現在の標本担当者の方とコンタクトを取る必要があります。

ハーバード大学の場合は、知り合いの先生から直接メールがありまして、担当者の方と宛先が簡単に分かりました。

その後、ライデン(オランダ)、スミソニアン(アメリカ)、シカゴ The Natural history(アメリカ)と続いております。

まず、【NYBG】で世界の標本庫の問い合わせ先を確認します。ニューヨーク植物園が取りまとめた標本庫名とその詳細一覧です。


世界の標本庫(herbarium)には、固有の標本庫略称名があります。国際的な機関に登録されて初めて正式名称として扱われます。

東京大学の植物標本庫は「  TI  」です。

それぞれのページには、名称、ハーバリウム・コード(東京大学ならTI)、現在標本庫として機能しているかどうか、担当者名、連絡先、住所、地図、標本数、注目すべき採集者、受け入れた標本庫名、関連施設、標本の特徴(植物のどの分類群が多いか、多い採集地)、設立年などが掲載されています。

<標本庫詳細>Index herbarium--NYBG
1. Name(名称)
2. Herbarium Code(標本庫コード)
3. Current Status(現在稼動中?)
4. Correspondent(s)(担当者)
5. Contact(連絡先)
6. Address(住所)
7. Map(地図)
8. Number of Specimens(標本数)
9. Important Collectors(注目すべき標本)
10. Incorporated Herbaria(受け入れた標本庫)
11. Associated Institution(関連施設)
12. Specialty: Taxonomic Coverage, Geography(標本の特徴: 多い標本、多い採集地)
13. Date Founded(設立年)
14. Notes(メモ)
15. Collections Summary(標本総括)
16. Updated(最終更新日)
17. Staff(スタッフ)
18. Feedback(ご意見・ご感想)

このように簡潔にまとめられたデータを利用させていただき、各標本庫へメールをお送りしています。

このニューヨーク植物園のホームページがなかったら、それぞれの標本庫の情報を集めるところから始める必要があり、より時間がかかってしまったことでしょう。

そして、メールをお送りすると、たいてい次の日には、担当者の方から返信がありました。感謝!

お国柄か、担当者の性格なのか、メールの返信の内容がフレンドリーだったり、お気遣いをいただいたり、面白いです。生きた英語の勉強ですね。


標本の返送をEMSで

教授からは、EMSで返送するように指示があったので何も考えずEMS票をいただきました。EMSは航空便で、荷物の番号追跡ができますので便利です。

注意すべきは、EMS左下のサイン欄に教授のお名前を書いていただくことを忘れないことです。送信元の名前と署名を一致させましょう。

やり方としては、送信元と送信先、荷物の内容を書いて、教授に確認していただく際にサインというのが簡単です。

内容は、
Dried Botanical Specimen
(Return of borrowed material
For Scientific study only
No commercial Value)

と4行も書きました。「念には念を」です。

内容品の価格は「  0  」円、日本円換算合計も「  0  」円です。分類の研究を目的とした植物標本ですので、お金に換算できません。次の場合は…は、「その他」にバツをつけました。

箱の表面には、EMS票のほか、
1. インボイス(内容証明2枚: 何が入っているか)を封筒に入れて貼り付け
2. This Side Up(こちらが上面)
3. 見やすくした宛先表示
4. 箱の横面には「No commercial Value」「FRAGILE EXTREME CARE」をベタベタと貼り付け

大切な荷物であることを強調です。

最初の箱は、3箱ありました。
段ボール3箱を自動車のない私が郵便局へ持っていくのは無理です。

そこで以前、大量のレターパックを集荷していただいたことを思い出し、集荷の対象を確認したところ幸いにも「EMS」は取りに来ていただけることが分かりました。さっそく予約です。

集荷予約電話番号(郵便局)日本全国共通
0800-0800-111

この集荷の電話番号、なかなか検索で出てきません。郵便局ホームページだと、web予約が優先して出てくるので面倒です。

トップページに表示してあると助かるのですが…その前に電話帳に登録しておきましょう。無料通話です。

電話をかけて、シャープ、1、自分の郵便番号を入力するとその地域の担当郵便局とつながります。平日ですと、当日か次の日に集荷されます。

このときに、EMSであることを伝えます。荷物の大きさを聞かれますので「みかん箱より」大きいか、小さいかをお知らせしておきましょう。


>EMS集荷と支払い
集荷はいつもどおりに来てくださいますが、気になるのが支払い金額とその支払い方法ですよね。

私は局外でどうやって海外に送る荷物の料金を計算するのかと思っていました。すると、大型測りだけを持ってこられました。

まず、重さを測り、送り先の国の確認、これだけで料金が決まります。郵便局内でされるのと同じことなのですが、驚きますよね。簡単じゃん!と。

支払いは現金か切手ですが、たいていは現金支払いになると思います。1円単位の支払いはありませんので、ある意味、支払いは楽です。領収書はシール式レシートで、自分で名前を記入する形です。

荷物の追跡は、いつものアプリ「17tracks」でバッチリです。本来なら、郵便局の追跡ページで番号を入力して調べなければなりません。

アプリなら荷物番号のバーコードもスキャンできるので、楽々追跡できます。

荷物番号にはメモが追加できるので、複数の荷物を送っても管理できます。荷物が届いたことが確認できれば、そのデータは削除できます。

私は、滅多に送らない海外の宛先だけはデータを残しています。だいたいの到着日数が分かるからです。

なおアプリ「17tracks」は、アカウント登録を求められるのですが、アカウント登録しなくても充分使えます。
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開発元:Demon Network Tech Co., Ltd.
無料
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<関連リンク>



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1週間ほど前に、アイダホのクリス叔父に請われ、野冊を5つEMSで送付。郵便局の追跡サイトで随時その状況は分かるのであるが、いちいちサイトを開くのが面倒。
そんな私のためにあるアプリ、それが「17Track」である。

17Track


郵便局から送ることができる追跡番号付きの配達物は、国内外これだけでOK。配送業者リストは、447件。アカウント作成しなくても充分使うことができます。おそらくアカウント作成すると、メールアドレス登録をし、配達完了したらメール通知ある、という感じです。英語が多いですが、今あの郵送物がいつどこで一旦保管されたか、アメリカに着いた時につけられた別のID番号も丸わかりです。

今回の野冊は、到着まで13回の報告がありました。

岡山ー大阪ーアメリカ(サンフランシスコ)でUSPSに受け取られ、

クリス叔父の住む地方で番号が新しく2回つけられ、

誰がサインして受け取ったかが日時まで詳しく分かります。

配達完了後は、その郵便物のリクエストの左側に緑色のチェックが入りますので、どれが配達されたかがすぐ分かります。

国内外の郵便物を分けずに一ヶ所で管理できます。不要になれば、右上の3点をクリックして削除を選べば良いです。ここは日本語で分かりやすい。

送付前のレターパックも事前に番号を登録し、日本郵便を選んでおくことができます。おすすめのアプリです。


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